Column
コラム
新築入居前にやることリスト14選!引っ越し前に必要な手続きも紹介
更新日:2024.02.28
この記事では、新築入居前にやることリスト14選を紹介します。
マイホームは、完成後引渡しを受けて必要な家具・家電を購入すれば、あとは住むだけだと考えている人も少なくありません。しかし、入居前に済ませておかなければならないこと、やっておくべきことが数多くあります。
この記事では、引っ越し前に必要な手続きも解説するので、疑問の解消にお役立てください。
【この記事でわかること】
- 新居入居前にやることリストを作成するメリット
- 新築入居前にやること14選
- 新築入居前・引っ越し前にやるべき手続き
新築入居前にやることリストを作成するメリット
入居直前になって慌てないように、やるべきことをリスト化しておくことをおすすめします。ここでは、やるべきことリストを作成するメリット4つを解説します。
- 害虫駆除を大規模に行える
- 引っ越し作業中の傷や汚れを予防できる
- 片付け手間の減少
- 原状回復の手間が減る
それぞれ見ていきましょう。
害虫駆除を大規模に行える
家具や家電をレイアウトしてしまうと、大掛かりな害虫予防対策がやりづらくなります。なぜなら、家具・家電への影響を考えると燻煙タイプの害虫予防剤の散布は簡単に実施できないからです。
また、換気口や排水口などの予防をしたい場合も、家具や家電が邪魔して作業しづらくなることもあります。そのため、入居前の何もない状態が害虫予防対策に最適な時期といえます。
引っ越し作業中の傷や汚れを予防できる
部屋に何もない状態であれば、引っ越しに備えて事前に壁やフローリングを養生できます。
また、重量の重い冷蔵庫などの家電をレイアウトするスペースには、事前にクッション材などを準備できるでしょう。しかし、引っ越し業者も引っ越し時の養生には万全を期している場合が多くあります。引っ越し時の養生については事前に引っ越し業者と相談してください。
片付けの手間が減る
新たに購入した家電や家具は、事前に梱包を開封して発泡スチロールやビニール、シールなどを処分しておくと、引っ越し時・入居後の手間が省けます。
ダンボールを部屋に点在したままにしておくと、引っ越し作業時に邪魔になるので、数ヶ所にまとめておきましょう。
原状回復のときに証明できる
引っ越し先が賃貸物件の場合は入居時の何もない状態を撮影しておくと、退去時に原状回復したことを証明できます。
撮影する際は、撮影日時が残るようにスマートフォンやデジタルカメラのExif機能はオンにしておきましょう。
新築入居前にやることリスト14選
ここでは、リスト化しておくべき新築入居前にやること14選について解説します。
- 【壁・床】保護コーティング
- 【壁・床】拭き掃除
- 【害虫対策】防虫剤
- 【害虫対策】エアコンのキャップ
- 【キッチン】換気扇のフィルター
- 【キッチン】コンロの油汚れ予防
- 【キッチン】シンクのコーティング
- 【水回り】浴槽のコーティング
- 【水回り】排水溝のゴミ受け
- 【水回り】防カビ対策
- 【水回り】鏡の曇り止め
- 【その他】カーテンの採寸・購入
- 【その他】写真撮影
- 【その他】家具・家電の配置
- 【その他】隙間埋め
順番に見ていきましょう。
【壁・床】保護コーティング
壁や床の保護コーティングは入居前に済ませていることをおすすめします。
冷蔵庫や洗濯機・食器棚など重量のある大型家電・家具をレイアウトする床には、保護用のクッション材を貼りましょう。また、壁には汚れ防止用の保護シートを貼りましょう。
家電や家具をレイアウトしたあとはコーティングしにくいので、可能な限り入居前に実施されることをおすすめします。
【壁・床】拭き掃除
壁や床の拭き掃除も、入居前に済ませておきましょう。
建物が竣工してから実際に入居するまでの間は、閉め切った状態が数日から2週間程度継続します。その間に、ホコリや廃材の屑など細かい汚れが発生してしまいます。
電気・水道が使用可能になったタイミングで掃除機やワイパーを持参し、拭き掃除を実施しましょう。
【害虫対策】防虫剤
入居前に、大掛かりな害虫対策を実施しましょう。
人やペット、家具・家電に影響が及ばない入居前であれば、部屋全体に効果的な燻煙タイプの防虫剤の使用も可能です。
【害虫対策】エアコンのキャップ
害虫・害獣対策のポイントは、侵入経路を作らないことが大きなポイントです。
エアコンの配管やドレンは、害虫が最も侵入しやすい場所です。入居前に、薬剤を練り込んだ防虫キャップをエアコンのドレンホースの先に取り付けましょう。
インターネットでも500円程度で販売されており取り付けも簡単であるため、室外機を設置したらすぐに取り付けることをおすすめします。
【キッチン】換気扇のフィルター
換気扇のフィルターを設置するタイミングは入居後でも問題ありませんが、実際にキッチンで調理する前には設置しておきましょう。
フィルターは、蒸気や油煙により発生する汚れから換気扇や外壁を守ります。
注意点として、新居のレンジや換気扇の種類に適合したフィルターを選ぶことと、定期的に交換が必要なことを認識しておきましょう。
【キッチン】コンロの油汚れ予防
コンロ周りも、調理開始前に汚れ防止の対策を講じておきましょう。
ガスコンロ用のアルミ製リングマットや市販のアルミパネルを、入居前に設置しておくことをおすすめします。
IHクッキングヒーターの場合は、IH焼け焦げ防止付きマットを設置すると良いでしょう。
【キッチン】シンクのコーティング
キッチンのシンクも初めて調理する前までに、水回りコーティングで汚れを予防しておくことをおすすめします。
水回りコーティングとは、水回りに使われる素材を皮膜で覆い凹凸を減らして表面をなめらかにできます。
表面がなめらかになると油汚れや水垢が付着しにくくなる効果があるので、こちらも入居前に実施しておきましょう。
【水回り】浴槽のコーティング
上記のキッチン同様、浴槽も水回りコーティングしましょう。水回りコーティングは、汚れ防止だけでなく以下のメリットがあります。
- 汚れがつきにくいので掃除の頻度が少なくなる
- 汚れが簡単に落とせて時短につながる
- 素材が長持ちする
浴槽のコーティングは入居前にしっかり実行してください。
【水回り】排水溝のゴミ受け
キッチン・お風呂の排水溝にゴミ受けの設置がない場合は、入居前に設置しておきましょう。
食材のゴミや浴室の髪の毛をそのまま流していると、つまりの原因になるだけでなくヌメりや不快な臭いの原因になります。
キッチン用・お風呂用の排水溝ゴミ受けネットは、インターネットでも簡単に入手できます。型番をチェックして入手しましょう。キッチン用ネットでも代用できるので、適合するサイズが見当たらない場合などに利用してみてください。
【水回り】防カビ対策
毎日利用する浴室は何の手入れもしないままでいると、すぐに黒カビが発生します。黒カビ対策として、銀イオンを含む燻煙剤を使用しましょう。
入居前に燻煙したら、あとは定期的に2ヶ月に1回の頻度で燻煙剤を散布しましょう。
【水回り】鏡の曇り止め
浴室内に鏡が設置されている場合は、使用前に曇り止め剤を塗布しておきましょう。
曇り止めだけでなく汚れ防止、カビ防止の効果があります。
【その他】カーテンの採寸・購入
窓の大きさや種類を事前に把握して購入しておくことも、事前にやるべきことの1つです。カーテンレール・カーテンボックスもチェックしましょう。
カーテンは遮光・防音効果だけでなくセキュリティ効果もあります。家具のレイアウト後になると設置しにくくなる場合もあるので、事前の対応をおすすめします。
【その他】写真撮影
賃貸物件の場合は原状回復義務に対応するために、入居前の写真撮影をおすすめします。
傷などの損傷については、同時にメモも残しておくと良いでしょう。
【その他】家具・家電の配置
購入すべき家具・家電の大きさを図面に落とし込み、実際の暮らしやすさや動線、窓との位置関係などを入居前にしっかりチェックしておきましょう。
重量のある家具や家電は、一旦レイアウトするとやり直しが困難です。入居前に使い勝手を考慮して、配置場所を決めておいてください。
【その他】隙間埋め
洗面台やトイレ、キッチンコンロは備え付けでない場合も少なくありません。発生する隙間を新築時に埋めておくことをおすすめします。
実際に住み始めると、隙間にはホコリやゴミが溜まりやすく掃除もしにくくなります。入居前に隙間ガードを設置しておきましょう。
隙間を埋めるアイテムとして、テープ状のものやパッキン状のものなどさまざまな種類が手に入れられます。入居後に隙間をチェックしたら、入手・設置してみてください。
新築入居前・引っ越し前にやるべき手続き
ここでは、新居入居前・引っ越し前にやるべき手続きについて解説します。
- 現在の住まいの解約
- 水道・電気・ガス・回線の契約
- 住民票の移動や郵便物の転送
- 転校・住所変更
それぞれ見ていきましょう。
現在の住まいの解約
現在の住まいが賃貸住宅の場合、退去通告期限が設けられていることがほとんどです。まず退去通告の期限を早い段階でチェックしておきましょう。
多くの場合は退去日の1ヶ月前までが期限とされていますが、物件によっては2〜3ヶ月前となっている場合もあります。注意して期限内に解約手続きしてください。
また、部屋の掃除やゴミの撤去なども期限までに終わらせておきましょう。
水道・電気・ガス・回線の契約
退去までに水道・電気・ガス・電話・新聞などの解約を行いましょう。また、入居先のライフラインの契約も早めに完了しておかなければなりません。
解約と新規契約を同時に行う場合もあります。また、インターネットで簡単に手続きできる場合も多くあります。
住民票の移動や郵便物の転送
住民票の移動は、新居入居前にやっておくべき必須事項の1つです。
現住所と同じ市区町村への移動と現住所と異なる市区町村への移動では、手続きの内容は異なります。現住所と異なる市区町村へ移動する場合の手順は以下の通りです。
- 現住所のある役所に転出届を提出
- 現住所のある役所から転出証明書を取得
- 引っ越し先住所の役所に転入届に上述の転出証明書を添付して提出
転入届の提出は、転居後14日以内にしなければならないので注意してください。現住所と同じ市区町村へ移動する場合は、転居届の提出のみで問題ありません。
住民票の移動が完了したら、郵便物の転送手続きも忘れず実施しましょう。手続きは、インターネットやポスト投函、郵便局の窓口で行います。
転送期間は原則1年間ですが、窓口で手続きすれば1年間の延長も可能です。
転校・住所変更
子供のいる家庭では、転校手続きも入居前に済ませておきたい手続きの1つです。公立の小中学校の場合の転校手続きは、以下の通りです。
- 在学していた小・中学校から在学証明書・教科用図書証明書を受領
- 転校先の小・中学校で転入通知書を受領
- 転入通知書に必要事項を記入し、上記の在学証明書・教科用図書証明書を添付して提出
住所変更手続きは、人によっては変更対象が多いので早めに準備しましょう。主な変更対象は、以下の通りです。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 銀行口座
- クレジットカード
- 各種保険
そのほか、利用しているサブスクリプションや通販サイトなども住所変更する必要があります。
新築入居前のやることに関するよくある質問
ここでは、新築入居前にやることに関するよくある質問にお答えします。
- 入居前の準備でおすすめグッズは?
- 入居時にマスキングテープを貼る場所は?
- 入居前に塩や酒でお清めした方が良い?
順番に見ていきましょう。
入居前の準備でおすすめのグッズは?
入居前の掃除や準備時のおすすめグッズには、以下のアイテムがあります。
- マスキングテープ
- ワイパー
- シール剥がし剤
- 防カビ剤
- 保護クッション材
- 保護シート
- 隙間ガード
- 隙間テープ
- 換気扇やレンジフィルター
- コンロカバー
- 水回りコーティング剤
- フローリング用ワックス
これらのアイテムを活用し、入居前の準備を進めていきましょう。
入居時にマスキングテープを貼る場所は?
キッチンや洗面化粧台、浴槽のつなぎ目など、コーキング剤を埋める箇所には、マスキングテープを貼りましょう。
マスキングテープを貼ることで、汚れやホコリが付着しにくくなります。
入居前には塩や酒でお清めしたほうが良い?
盛り塩や清めの酒は、入居後の幸運を祈る日本古来の風習です。
新築住宅で新生活をスタートする大きな節目であるため、可能であれば簡単なものでも良いのでお清めすることをおすすめします。
白い小皿を用意して家庭用の食塩で良いので、円錐状に塩を盛り付けて玄関先に置きましょう。
新築入居前にやることを押さえて新生活を踏み出そう
新築の入居前にはやるべきことが数多くあります。特に事前準備や掃除をしておくと、入居後暮らしやすくなるだけでなく、清潔な状態を長期間維持できるでしょう。
しかし、実際にどこから手をつければ良いか、何を優先すれば良いか自分で判断できないことも少なくありません。判断が難しい場合は、自分一人で悩まず専門家に相談しましょう。
オンリーホームでは、入居前の手続きや入居後のメンテナンス方法、計画についても安心して相談できるスタッフが揃っています。プランニングやローン計画だけでなく、入居前後にやっておくべきこともしっかりフォローします。
これからマイホームを計画する人は、お近くのモデルルームに足を運んでみてください。