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住みやすい家の間取り条件5選!ポイントや人気の間取り例も紹介
更新日:2023.12.27
この記事では、住みやすい家の間取りの条件5選を解説します。
住みやすい家にするためには、間取りにこだわる必要があります。間取りは失敗しやすいポイントでもあるため、設計する際は十分に注意が必要です。
この記事では、住みやすい家の間取りをつくるポイントや人気の間取り例を紹介します。住みやすい家づくりの方法を知りたい人は、ぜひ本記事を最後までお読みください。
【この記事でわかること】
● 住みやすい家の間取りの条件 ● 住みやすい間取りをつくるポイント ● 住みやすい家で人気の間取り |
目次
住みやすい家の間取り条件5選
快適な生活をするためにはデザインや広さだけでなく、さまざまなポイントにこだわる必要があります。住みやすい家の間取り条件は、主に以下の5つです。
- 家事動線が効率的である
- 収納の大きさ・場所が適切である
- 室内の温度差が小さい
- 高齢者の生活に支障が出ていない
- 個々のプライベート空間が確保されている
順番に見ていきましょう。
家事動線が効率的である
住みやすい間取りを実現させるためには、家事動線や生活動線が効率的である必要があります。
例えば、キッチンと洗面室を回遊できたり玄関とファミリークロークが近くに設置されていたりすると、利便性が高いでしょう。
短い動線を意識することで、家族全員がストレスを感じることなく生活できます。間取りを検討する場合は、家事動線や生活動線をイメージしながら計画を進めることがおすすめです。
収納の大きさ・場所が適切である
収納は、大きすぎても小さすぎても住んだ後に不便を感じてしまいます。また、本来収納が多く必要な場所に収納が配置されていないと、収納したい物を収納できず、物が散らかってしまう原因になります。
実際に保有している物と将来購入する物をどこに保管するのかイメージしながら、間取りを設計することが重要です。
室内の温度差が小さい
気密性が高い家は室内の空気が外に漏れにくく、断熱性が高い家は外気の侵入を防げます。室内の温度差が小さくなれば、光熱費が安くなるメリットがあります。
さらに、室内の温度差が小さいことでヒートショック対策になるため、老後も安心して住み続けられます。家を建てる際には、なるべく室内の温度差が小さくなる工夫が重要です。
高齢者の生活に支障が出ていない
家を建てた時期が若い時期であっても、老後のことを考えない家づくりはおすすめできません。バリアフリー設計がされ、高齢になっても住みやすい間取り・仕様であることも、住みやすい家の条件の1つです。
例えば、敷地内に高低差のある土地や気密性・断熱性が低いローコスト住宅などは、総額を抑えられても老後に生活しにくい家となってしまいます。
特に間取りにおいては、バリアフリー改修工事を老後にしなければならないケースがあり、注意が必要です。
家を建てる際には、高齢者の生活に支障がないよう意識することが重要です。
個々のプライベート空間が確保されている
子どもが小さい時期であれば家族全員が一緒に過ごす時間は長いですが、子どもが成長するにつれて家族が単独で生活する時間が増えていきます。個々のプライベートが確保される間取りにしておくと、家族全員が快適に生活できます。
また、子どもの独立や単身赴任で部屋が余った場合でも有効活用できるよう、模様替えしやすい間取りにすることが重要です。
ライフステージに合わせて、プライベート空間が常に確保できる工夫をしましょう。
住みやすい間取りをつくるポイント3選
家づくりを進めるうえでさまざまな建築事例を見ていると、どの事例もおしゃれで快適な住まいに見えてしまうという人は少なくありません。
しかし、建築事例はあくまでも家族が快適に生活するための間取りであり、家族が変われば住みやすい間取りも変わることを知っておくべきでしょう。
ここでは、住みやすい間取りをつくるポイントを以下の3つから紹介します。
- 要望に優先順位を付ける
- 将来のライフスタイルを見通して計画する
- 外構にもこだわる
順番に見ていきましょう。
要望に優先順位を付ける
全ての要望を詰め込むと予算が増えてしまい、住宅ローンの支払いがきつくなってしまう失敗事例は少なくありません。
リスクを抱えないためにも、要望に優先順位を付け、”必要な間取り”と”あれば嬉しい間取り”に仕分けして検討することがポイントです。
要望の仕分けは理想の住宅を建てる上で重要な作業であるため、家族で時間を設けて話し合うことをおすすめします。
将来のライフスタイルを見通して計画する
子どもの成長と独立、親との同居や自身の老後など、ライフスタイルは人生で何度も変化します。変化に対応できる間取りにしておくことで、どのライフステージでも快適に生活できます。
1階で生活を完結できる間取りや収納しやすい高さなど、細かなポイントをハウスメーカーと打合せしながら決めることがポイントです。
外構にもこだわる
理想の家を建てるためには、間取りだけでなく外構にもこだわりましょう。
住みやすい間取りだとしても、外構がおしゃれでなかったり使いにくい状態だったりすると、手入れする機会が減ってしまい見た目が悪くなってしまいます。
さらに、段差の多い外構になっている場合は、外出時の動線が悪くなり老後の外出が減ってしまうリスクがあります。
このような失敗を避けるためにも、間取りと外構はセットで検討することがおすすめです。
住みやすい家で人気の間取り例5選
ここでは、家を住みやすくするための間取りと設備を解説します。
以下で解説する間取りや設備は、快適な住環境を維持するためにハウスメーカーが長年をかけて開発したもので、どのような家族でも有効活用しやすい設計です。
- カウンターキッチン
- ウォークインクローゼット
- ウォークインシューズクローゼット
- 屋根裏・階段下・床下の収納
- 畳の小上がり
上記5点を順番に見ていきましょう。
カウンターキッチン
キッチンの前に棚が設置されているカウンターキッチンは、小さな家電や小物を置くスペースとして活用できます。キッチンの作業スペースが広くなり、家事の効率も良くなります。
カウンターキッチンがない場合は整理された見た目になりますが、生活しやすさを考えるとカウンターキッチンは便利だといえるでしょう。
ウォークインクローゼット
クローゼットの中に入って着替えられるウォークインクローゼットは、部屋を綺麗に見せられるメリットがあります。
ウォークインクローゼットは衣類だけでなく、スーツケースなどを収納することが可能です。全ての収納をウォークインクローゼットだけで賄うことも、選択肢の1つです。
ウォークインクローゼットを有効活用すると、部屋に荷物が溢れない間取りを実現できます。
ウォークインシューズクローゼット
ウォークインシューズクローゼットとは、玄関の横に設置するシューズクロークです。
靴だけでなく、タイヤやゴルフバックなどを収納できるスペースであるため、玄関の見た目の整理に有効です。さらに、玄関と靴を脱ぐ場所の動線が分かれるため、生活動線が良くなります。
ウォークインシューズクローゼットは、靴などが多い家族にはおすすめの間取りです。
屋根裏・階段下・床下の収納
屋根裏や階段下、床下にある収納は荷物が部屋の中に溢れることを防げ、棚やタンスを後から買い足す必要がなくなります。
特に、階段下の収納は1m近くの高さを確保できるため、掃除機など日常的に使用する家電を収納できるスペースになります。
使いたいときに物を取り出しやすく収納しやすいスペースは、住みやすい家を実現する上で重要です。
畳の小上がり
畳を1段高くすると下に収納スペースが生まれ、書類などを保管する場所として有効活用できます。さらに1段上げれば、座りながら雑談する空間となり、家族とコミュニケーションを取る場所にもなります。
また、段差が上がることで壁や障子で仕切ることなく畳スペースを設置でき、開放的な空間となるでしょう。畳を小上がりにする間取りは、どの世代の家づくりにおいても人気です。
住みやすい間取りに関するよくある質問
ここでは、住みやすい間取りに関するよくある質問に回答します。
- 新築住宅の間取りでよくある失敗事例は?
- 間取り決めがスムーズに進まないときの対処法は?
上記2つの質問を順番に見ていきましょう。
新築住宅の間取りでよくある失敗事例は?
縦空間を活用する”ダウンフロア”や”スキップフロア”などの方法はおしゃれで人気ですが、使い方をイメージできていなければ、有効活用できていないスペースとなってしまいます。
特に、ダウンフロアは老後の転倒リスクを高めるため、失敗事例として取り上げられやすい間取りです。
失敗を避けるためにも、事例を確認する際には有効活用できるかどうかをイメージすることが重要です。
間取り決めがスムーズに進まないときの対処法は?
間取り決めが進まないときはハウスメーカーの担当者に相談し、どのような間取りが一般的であるのかを確認することがおすすめです。
専門的な知識を持つ人に確認しながら優先順位を見直すことで、理想の間取りを具体的にイメージできます。
住みやすい間取りを実現するならオンリーホーム
住みやすい家を建てるためには、家事・生活動線が良く、どの世代でも快適に暮らせる間取りを設計する必要があります。
また、住みやすい間取りの設計では、ハウスメーカーなどの専門家の意見を聞きながら進めることが重要です。
岐阜県で注文住宅を提供しているオンリーホームでは、住みやすい間取りの家づくりのために、お客様に寄り添いながら間取りや資金計画を提案しています。マイホームの間取りで迷った場合はオンリーホームにお問い合わせください。