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夏の部屋での暑さ対策は何をすればいい?対策やポイント、注意点を解説

更新日:2022.05.31


夏が訪れると、家の中での暑さ対策に悩まされる人は少なくありません。

暑い夏の日は冷房を使うのも便利ですが、部屋によっては設置の可否の問題や、電気代が高くなったり、冷えすぎて体調が悪くなったりと気になる点も多くあります。

今回は、夏の部屋を快適に過ごすために知っておきたい暑さ対策と、注意するべきポイントについて解説していきます。

日本の夏の平均気温ってどのくらい?

そもそも、日本の夏の平均気温は何度くらいなのでしょうか?

もちろん地域によって異なりますが、関東甲信エリア周辺の内陸部では、26〜27度前後の地域が多くなっています。

また、『気象庁』が発表している2021年における夏(6〜8月)の平均気温は下記の通りです。
それぞれ東京都・岐阜県の数値を記載しています。

期間 東京都 岐阜県
6月 22.7℃ 23.8℃
7月 25.9℃ 27.7℃
8月 27.4℃ 27.8℃

※引用元:『気象庁』

年々暑さが厳しくなっていくように感じる人も多く、室内で熱中症になるリスクも高まっているため、適切な暑さ対策が求められています。

部屋が暑くなる理由

夏に部屋の中の温度が暑くなる理由は、窓を閉めた状態の部屋で暖められた空気がこもってしまうからです。

特に、鉄筋コンクリート造の家や、窓が少ない家のような、風が通りにくい構造の住宅では熱気がこもりやすく、家の中の方が外よりも暑い空間になりやすい傾向があります。

窓を開けるなどして室内の空気が入れ替わることで、暑さは和らいでいきます。

事前にできる夏の部屋での暑さ対策3選

部屋が暑くなってしまう前にできる暑さ対策には、どのようなものがあるでしょうか?

・高断熱を取り入れる
・遮光カーテンで直射日光を遮る
・すのこ・グリーンカーテンを使う

以上3つの対策を事前にとることで、夏に部屋が暑くなるのを軽減できます。対策を1つずつ詳しく見ていきましょう。

高断熱を取り入れる

家を建てる際に、建物の構造に高断熱を取り入れることで、夏に室内の気温が上がりすぎるのを抑えることができます。

高断熱と聞くと、冬の寒さ対策のイメージを強く持たれがちですが、高断熱を取り入れた住宅は、季節に限らず外の気温の影響を受けにくく、室内を快適な気温に保つ効果があります。

これから家を建てる場合は、夏の暑さ対策としても、高断熱を取り入れることを検討してみましょう。

遮光カーテンで直射日光を遮る

遮光カーテンをつけて、窓から部屋に入る直射日光を遮ることで、室内の気温の上昇を抑えられます。

夏に部屋が暑くなるのは、直射日光によって暖められた部屋の中の空気がこもってしまうことが大きな要因です。遮光カーテンは、直射日光が部屋に入るのを遮ってくれるので、室内の空気が暖められるのを事前に防ぐ効果があります。

遮光カーテンを閉めることで部屋の中が暗くなるのが気になる場合は、一日のうち直射日光があたる時間帯のみ遮光カーテンを閉めるだけでも、暑さ対策になります。

すのこ・グリーンカーテンを使う

大きな窓が面していることが多いベランダなどのスペースで、すのこ・グリーンカーテンを使うのも、暑さ対策としておすすめです。

強い日差しを受けたベランダからの照り返しにより、部屋の中が暑くなってしまうこともあるので、すのこ・グリーンカーテンを使って日陰を作り、室内の暑さを抑えましょう。

グリーンカーテンは、植物のつるを広めのネットなどに誘引して育てることで、カーテンのように仕立てたものです。アサガオやゴーヤなど、好みのつる性の植物を選んで、ガーデニングも同時に楽しめるおすすめの暑さ対策です。

夏の部屋で冷房効率をアップさせるポイント4選

夏に部屋が暑くなり冷房を使う際は、冷房効率をアップさせて使用することが重要です。夏の冷房効率を上げるために、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。

・室内の温度ムラを無くす
・除湿して湿気を減らす
・窓を開けて換気する
・打ち水を行う

それぞれのポイントについて、具体的に説明していきます。

室内の温度ムラを無くす

空気は温度によって重さが異なり、冷房の使用によって生じる室内の温度ムラを無くすことが大切です。

冷たい空気は低い位置へ、暖かい空気は高い位置へ向かうので、冷房から出る冷たい空気が足元付近のみを冷やし、上半身で感じる暑さがなかなか治まらないという現象が起こります。

室内の温度ムラを無くすために、冷房器具の向かい側に扇風機などを置いて、部屋の空気を循環させましょう。冷たい空気と暖かい空気が混ざり合えば、温度ムラが無くなり、冷房効率のアップに繋がります。

除湿して湿気を減らす

夏の部屋で感じる暑さには、湿気の存在が大きく関わっているため、除湿して湿気を減らすことで体感温度を下げられます。

湿気が多い部屋では、空気中に含まれる水分が多くなり、より室内に熱がこもりやすくなります。ジメジメした暑さに不快感を覚え、より暑苦しく感じてしまいます。

部屋を除湿して湿気を減らすことで冷房効率は上がり、カラッとした空気になり暑さの感じ方も改善されます。

窓を開けて換気する

窓を開けて換気することで、室内の空気の入れ替えが可能になり、結果として冷房効率をアップさせます。

冷房に対して反対側にある窓を開けておくことで、室内にこもった暑い空気を外へ逃がし、効率良く冷房を効かせられます。

冷房効率のアップには、空気の循環がポイントであることを覚えておきましょう。

打ち水を行う

家の外壁やベランダなどに打ち水を行うことで、建物本体の温度を下げるのも冷房効率のアップに効果的です。

強い日差しによって暖められた部分に水をまくと、気化熱によって熱が逃げていき、室内の暑さを抑えることに繋がります。

特に、エアコンの室外機付近への打ち水は効果的で、冷房効率を素早くアップさせるためにおすすめの方法です。

夏の部屋での暑さに関する注意点2つ

夏の部屋の暑さに関しては、注意しなければならない点が2つあります。注意すべき点を把握した上で、暑さ対策を行うことが重要です。

家の中でも起こる「屋内熱中症」に注意

熱中症は、日光を直接浴びる屋外のみならず、屋内でも多発しているのが現状です。室内の気温が上がれば、夜間でさえ起こり得る危険性があるので、注意が必要です。

室内の気温は、気付かないうちにあっという間に上昇していることも多く、場合によっては命を落とす危険もあります。

家の中なら暑くても平気ということはないので、室内での暑さを我慢するのではなく、しっかりとした暑さ対策を行うことがとても重要です。

エアコンの消し忘れなどによる電気代の増加

暑さが厳しい時期になると、ついついエアコンに頼りっ放しになってしまい、消し忘れなどにより電気代が高騰するケースがよくあるので注意が必要です。

暑さ対策の1つとしてエアコンの使用は有効ですが、使用には電気代が伴うことを忘れてはいけません。

エアコンの消し忘れによる、必要ない時間帯の無駄な電力消費を防ぐために、タイマー機能などを上手に利用しましょう。

夏の部屋での暑さ対策に関するよくある質問

ここでは、暑さ対策に関するよくある質問を3つ紹介します。

・部屋に熱がこもる時の対処法は?
・外は涼しいのに部屋が暑い時の対処法は?
・風通しの良い部屋にするにはどうすれば良い?

それぞれの質問に対する回答を見ていきましょう。

部屋に熱がこもる時の対処法は?

部屋に熱がこもる時の対処法としては、まず窓を開けて換気をし、室内の空気の入れ替えを行いましょう。

より効率的に換気するには、部屋の対角線上の窓を両方開けることがポイントです。一方向に風が通りやすくなり、部屋にこもった空気を外へ出しやすくなります。

窓が対角線上にない場合は、玄関ドアを少し開けたり、換気扇を動かしたりするだけでも、空気の入れ替えを促す効果があります。

外は涼しいのに部屋が暑い時の対処法は?

外は涼しいはずなのに部屋の中が暑い場合の原因は、室内にこもった空気です。外の涼しい空気を取り込むために、窓を開けて換気を行いましょう。できるだけ対角線上の窓を開け、空気の通り道を確保するとより効果的です。

また、外が涼しくても、窓から入る直射日光により室内に滞留する空気が暖められ、外よりも暑い空間を作り出してしまうこともあります。この場合は、遮光カーテンを閉めて太陽の光を遮断することで対処できます。

風通しの良い部屋にするにはどうすれば良い?

風通しの良い部屋にするためには、空気の通り道を意識することが大切です。

これから家を建てる場合は、窓の位置が対角線上になるように工夫してみましょう。すでに窓の位置が決まっている家の場合は、玄関ドアや換気扇も利用し、空気がスムーズに通れる軌道を確保することで、風通しの良い部屋になります。

また、換気と合わせて扇風機を使うと、より室内の空気が循環しやすくなるのでおすすめです。

まとめ:夏の暑さ対策をして暑い夏を乗り越えよう

毎年必ず訪れる暑い夏を快適に乗り越えるために、暑さ対策はとても重要です。

部屋が暑くなると、過ごしにくく体力が奪われるだけでなく、熱中症など命に関わるリスクも考えられます。

夏が来る前に暑さ対策のポイントをしっかりと把握し、暑い夏を健康で快適に乗り越えましょう。

オンリーホームでは、暑さ対策にも妥協することのない、高性能で満足度の高い住宅の提供を重視しています。ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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