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40代で家を買うのは遅い?メリットや注意点、住宅ローンを組むときのポイントも

更新日:2021.12.28


晩婚化の影響もあり、40代で家を買う人も珍しくありませんが、「40代で家を買うのって遅いのでは?」と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。

 

そこで今回は、40代で家を購入するメリットや注意点、住宅ローンを組む時に注意すべきポイントを解説していきます。

40代でも家を購入するのは遅くない

40代でも家を購入するタイミングとしては遅くありません。

 

令和2年度住宅市場動向調査によると、注文住宅を購入する人の年齢別の割合は、40代で21.6%であり、30代の49.2%に次いで2番目に大きな割合を占めていることからも購入のタイミングとして遅いとはいえないでしょう。

 

ここでは、家を購入する人の平均年齢にも触れていきます。

家を買う人の平均年齢は39歳前後

 

家を買う人の平均年齢は38.9歳です。併せて、住宅金融支援機構の「2020年度フラット35利用者調査」を見てみましょう。

 

平均年齢 30代取得者割合 40代取得者割合
岐阜県 37.8歳 45.7% 20.3%
東京都 39.9歳 46.1% 27.8%

※土地付き注文住宅より

 

東京都は土地取得費用が高額になるため、40代で取得する割合が高くなります。岐阜県を見ると、調査結果は住宅市場動向調査と概ね同じ傾向となっています。

40代で家を買うメリット

割合としては30代で家を購入する方が多いのですが、40代で家を買うメリットに注目してみましょう。

 

・返済計画が立てやすい

・住宅ローンの利息が抑えられる

・老後を視野に入れて家を購入できる

 

上記3点を順番に解説していきます。

返済計画が立てやすい

40代で家を買うメリットは、返済計画が立てやすいことです。

 

年齢とともに年収も増え、頭金の準備が容易になるため、柔軟な資金計画を立てることが可能となります。家計の中から、住宅費用に回せるお金を把握しておけば、返済計画に無理が出る可能性は低くなるでしょう。

住宅ローンの利息が抑えられる

頭金を用意することで、住宅ローンの利息を抑えられることもメリットの一つです。

 

借入金額を抑えることで、支払利息は少なく済みますので、40代で購入を検討している方は頭金をしっかりと準備しておきましょう。

老後を視野に入れて家を購入できる

老後を視野に入れて家を購入できる点も大きなメリットです。

 

40代では、家族構成も固まっており、自分たちの終の棲家としての設計に気を配ることが容易になります。将来のリフォーム工事が少なく済む点も魅力です。

40代で家を買う際の注意点

メリットがある一方で、40代で家を買う際には注意点もあります。

 

・毎月の負担額が大きい

・定年後の支払いも視野に入れる

 

上記2点について詳しく解説していきます。

毎月の負担額が大きい

40代で家を買う場合、毎月の負担額が大きくなる可能性があります。

 

定年後に住宅ローンの返済が残らないよう借入期間を短くするためですが、その分毎月の返済額が増える点に注意して下さい。

 

期間が短ければ支払利息も少なくなるので、悪いことばかりでもありません。

定年後の支払いも視野に入れる

借入時の年齢によっては、定年後の支払いも視野に入れる必要がありますが、あまり望ましい状況とはいえません。

 

老後資金のことも考えた上で、資金計画を組む必要があることに注意して下さい。

40歳で住宅ローンを組むときのポイント

快適な暮らしを実現するためにも、無理のない返済計画を立てなければなりません。

 

・頭金を増やして借入額を減らす

・住宅ローン以外のローンを完済しておく

・完済年齢が高い金融機関を選ぶ

 

上記の点を踏まえて、資金計画を立てるようにしましょう。

頭金を増やして借入額を減らす

頭金の目安は2割程度とされていますが、頭金を増やして借入額を減らすことで毎月の負担は少なくなります。ある程度の貯蓄は必要なので、無理のない範囲で頭金を増やしましょう。

 

また、頭金なしのフルローンの場合、借入可能金額が制限されることが予想されます。そうなると購入可能な物件も限られますので、現時点で頭金なしの方は、将来に備え頭金の準備を始めましょう。

住宅ローン以外のローンを完済しておく

住宅ローン以外のローンを完済しておくことも重要なポイントです。

 

審査基準に用いられる返済負担率には、カーローンなど住宅ローン以外の借り入れも含まれるため、完済しておくことで住宅ローンの融資枠を確保できます。

完済年齢が高い金融機関を選ぶ

返済期間を長く設定したい場合は、完済年齢が高い金融機関を選ぶとよいでしょう。

 

完済時の上限年齢を80歳未満と設定している金融機関が多いのですが、81歳未満や条件によっては85歳未満と定めている金融機関もあります。

 

定年後も返済が続く状況は望ましくないのですが、頭金なしの場合、返済期間が短いと毎月の負担が大きくなるため、完済年齢が高い金融機関を選ぶのも一つの方法です。

まとめ:40代で家を買う際は資金計画が重要

ここまで、40代で家を買うメリットや注意点についてお伝えしてきました。

 

40代は家を買うタイミングとして遅くありませんが、柔軟な資金計画を立てられるように、予め準備しておくことが望ましいといえます。頭金を準備することで資金計画に幅を持たせられるので、家計の中から住宅費用に回せるお金がいくらあるかを把握しておくことをおすすめします。

 

家を買う最適なタイミングは欲しいと思った時であり、年齢はあくまでも目安にすぎません。ライフステージを念頭に準備して、タイミングを逃さないようにしましょう。

 

資金計画で分からないことや不安なことがあれば、オンリーホームへお気軽にご相談下さい。お家づくりはもちろん、お客様のライフステージに適した資金計画をご提案します。

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