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新築住宅の引き渡し当日の流れは?よくあるトラブルや注意点も解説
更新日:2025.02.28
この記事では、新築住宅の引き渡し当日の流れについて解説します。
新築住宅の引き渡しとは、住宅の建築が完了し、施工会社やハウスメーカーから購入者へ正式に物件を受け渡すまでの工程のことです。
新築住宅の引き渡し当日の流れは、補修箇所を確認することから始まります。
この記事では、新築住宅の引き渡し当日の流れやよくあるトラブル、注意点なども解説するので、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
- 新築住宅の引き渡し日までにやること
- 新築住宅の引き渡し当日の流れ
- 新築住宅の引き渡しでよくあるトラブル
- 新築住宅の引き渡しで後悔しないための注意点
そもそも新築住宅の引き渡しとは?
新築住宅の引き渡しとは、住宅の建築が完了し、施工会社やハウスメーカーから購入者へ正式に物件を受け渡す工程のことです。
これは、住宅購入において重要なステップの1つであり、契約通りの品質や設備が整っているかを確認する必要があります。
- 引き渡し日と入居日の違い
- 引き渡しのタイミング
ここからは、上記2点について、順番に見ていきましょう。
引き渡し日と入居日の違い
引き渡し日とは、建築会社や施工業者から正式に住宅を受け取る日を指し、この日を起点に住宅の所有権が移転します。
項目 | 引き渡し日 | 入居日 |
定義 | 住宅の完成後、施工会社から正式に物件を受け取る日 | 実際に住み始める日 |
タイミング | 建物の完成後、最終検査が終了し、残金の支払いが済んだ後 | 引き渡し後、ライフラインの準備や引越しが完了した後 |
所有権 | この日を境に購入者に住宅の所有権が移転 | すでに所有権は購入者に移転している |
ライフライン | 基本的にこの日から電気・ガス・水道の手続きが可能 | すでに利用可能になっていることが望ましい |
必要な手続き | 住宅ローンの最終決済、建物確認、保証書・鍵の受け取りなど | 住民票の移動、近隣への挨拶、生活用品の搬入など |
実際の生活 | 実際には住み始めない | この日から新生活を開始する |
一方で、入居日は実際に住み始める日を指し、引き渡し日とは異なることが一般的です。
引き渡し後には、カーテンやエアコンの設置、引越し準備、ライフラインの開通手続きなどが必要となるため、入居日までの期間を考慮してスケジュールを調整することが重要です。
引き渡しのタイミング
新築住宅の引き渡しタイミングは、契約内容や建築工程によって異なりますが、一般的に建物の完成後、最終検査が終了した時点で行われます。
多くのケースでは、住宅ローンの融資実行が完了し、残金の支払いが済んだ後に正式な引き渡しとなります。
工期の遅延や天候の影響により、予定よりも引き渡しが遅れることもあるため、余裕のあるスケジュールを組むことが重要です。
新築住宅の引き渡し日までにやること
ここでは、新築住宅の引き渡し日までにやることについて解説します。
- 引っ越し準備を進めておく
- 必要書類を用意しておく
- 賃貸に住んでいる場合は退去日を連絡しておく
順番に見ていきましょう。
引っ越し準備を進めておく
新築住宅の引き渡し日が決まると、新生活に向けた準備が本格的に始まります。
スムーズな入居を実現させるためには、事前に必要な手続きを済ませ、万全の状態で引き渡しを迎えることが重要です。
引っ越し準備、必要書類の整理、現住居の退去手続きなど、やるべきことが多岐にわたります。これらの準備を怠ると、当日になってトラブルが発生し、引き渡し後の手続きがスムーズに進まないこともあるでしょう。
事前にやるべきことをリストアップし、計画的に準備を進めることで、新築住宅への引き渡しを安心して迎えられるようにすることが重要です。
必要書類を用意しておく
新築住宅の引き渡しが完了した後、スムーズに新居へ移り住むためには、引っ越し準備を早めに進めることが重要です。
引っ越し業者の選定と予約を行い、希望する日時に対応可能かを確認しましょう。繁忙期は予約が取りづらく、費用も高くなるため、早めの手配がポイントです。
また、現在の住まいから持ち込む家具や家電をリスト化し、新築住宅の間取りに合わせた配置を検討しておくと、スムーズに搬入できます。
賃貸に住んでいる場合は退去日を連絡しておく
現在、賃貸住宅に住んでいる場合は、新築住宅の引き渡し日と入居日のスケジュールを考慮しながら、退去手続きを進める必要があります。
賃貸契約では、退去の1〜2ヶ月前に管理会社や大家へ連絡することが一般的です。退去日を適切に設定し、無駄な家賃が発生しないよう調整することが重要です。
また、退去時には原状回復のための清掃や修繕が求められることがあるため、敷金の返還条件も確認しておきましょう。
新築住宅の引き渡し当日の流れ
ここでは、新築住宅の引き渡し当日の流れについて解説します。
- 補修箇所を確認する(必要な場合のみ)
- 金融機関に書類を提出する
- 残代金を支払う
- 登記手続きを行う
- 鍵・建築確認済証を受け取る
順番に見ていきましょう。
STEP1.補修箇所を確認する(必要な場合のみ)
新築住宅の引き渡し前には、施工会社やハウスメーカーとともに建物の最終チェックを行います。
引き渡し当日も、補修が必要な箇所が残っていないかを確認することが重要です。壁や床の傷、窓やドアの建付け、キッチンや浴室の水漏れの有無などを丁寧にチェックしましょう。
もし、補修が必要な箇所が見つかった場合は施工会社と協議し、修正対応を依頼することになります。
この段階で不具合を放置すると、後々のトラブルにつながるおそれがあるため、慎重に確認することが重要です。
STEP2.金融機関に書類を提出する
住宅ローンを利用している場合、引き渡し当日に金融機関へ必要な書類を提出することになります。
一般的に、本人確認書類や住民票、印鑑証明書、住宅ローン契約書、残代金の支払い関連の書類などが求められます。
金融機関での手続きが完了しないと、残代金の決済が進まず、正式な引き渡しが完了しないため、遅れが生じないように事前に確認しておくことが重要です。
STEP3.残代金を支払う
新築住宅の引き渡しには、最終的な支払いが必要になります。
住宅ローンを利用している場合、金融機関を通じて施工会社や売主に残代金を支払うことになります。
現金での支払いではなく、振込で処理されることがほとんどですが、振込手続きが完了するまで時間がかかることがあるため、余裕を持って手続きを進めることが重要です。
残代金の支払いが完了すると、正式に住宅の所有権が移り、引き渡しの手続きが進められます。
STEP4.登記手続きを行う
新築住宅の引き渡しでは、所有権移転登記の手続きが必要になります。これは、住宅の正式な所有者を登記簿に記録するための重要な手続きです。
一般的には、司法書士が代行して行うことが多く、事前に必要書類を用意し、司法書士と打ち合わせを済ませておくことが望ましいです。
登記が完了すると、住宅の所有権が正式に購入者のものとなり、売主や施工会社との契約が完結します。
STEP5.鍵・建築確認済証を受け取る
すべての手続きが完了した後、最後に住宅の鍵を受け取ります。この鍵の受け取りをもって、正式な新築住宅の引き渡しが完了することになります。
また、建築確認済証や住宅の保証書、設備の取扱説明書なども一緒に渡されるため、すべての書類が揃っているか確認しましょう。
引き渡し後は鍵の管理を徹底し、新生活の準備を進めることが重要です。
新築住宅の引き渡しでよくあるトラブル
ここからは、新築住宅の引き渡しでよくあるトラブルについて解説します。
- 引き渡しの時期が遅れた
- 当初の費用から大幅に増額された
- 設備の仕様が説明と異なっていた
- 小さな傷や不具合が発見された
- 補助金・助成金制度の説明を受けなかった
順番に見ていきましょう。
引き渡しの時期が遅れた
新築住宅の引き渡しが予定よりも遅れることは珍しくありません。
主な原因として、工事の進捗遅延や天候不良による影響、施工会社のスケジュール調整の問題、住宅ローンの手続き遅延などが挙げられます。
引き渡しの遅れは入居スケジュールに大きな影響を与えるため、賃貸の退去日や引っ越し日程を慎重に調整することが重要です。
当初の費用から大幅に増額された
新築住宅の引き渡し前に、当初の見積もりよりも費用が大幅に増額されるケースがあります。
追加費用の主な原因は、オプション工事の追加や仕様変更、外構工事の見落とし、税金や諸経費の増加などです。
住宅のオプション工事は契約後に変更や追加が発生しやすく、最終的な金額が大幅に膨らむことがあります。
設備の仕様が説明と異なっていた
新築住宅の引き渡し時に、事前の説明と異なる仕様になっているケースもあります。
例えば、キッチンやバスルームの設備、壁紙や床材のデザイン、コンセントの位置などが契約時の内容と異なっていることがあります。
このようなトラブルを避けるためには、契約時の仕様書や設計図面を保管し、引き渡し前の最終確認で細かくチェックすることが重要です。
小さな傷や不具合が発見された
新築住宅の引き渡し時には、壁や床の傷、ドアや窓の不具合、水回りのトラブルなどが見つかることがあります。
これらの問題は、施工中の管理不足や仕上げ作業のミスが原因となることが少なくありません。引き渡し前の最終確認では、家全体を丁寧にチェックし、傷や不具合がないかを確認することが重要です。
特に、目立ちにくい場所や、照明の影響で見落としやすい部分も注意深く確認しましょう。
万が一、問題が見つかった場合は、施工会社に修正を依頼し、補修が完了するまで引き渡しを行わないようにすることが望ましいといえます。
補助金・助成金制度の説明を受けなかった
新築住宅の購入に際して、各自治体や国が提供する補助金・助成金制度を活用できる場合があります。
しかし、施工会社や販売業者から十分な説明がなされず、申請期限が過ぎてしまったり、制度の対象外と勘違いしてしまうケースも少なくありません。
住宅取得支援制度や省エネ住宅に関する補助金など、利用できる制度を事前に確認し、必要な申請手続きを漏れなく行うことが重要です。
新築住宅の引き渡しで後悔しないための注意点
ここからは、新築住宅の引き渡しで後悔しないための注意点について解説します。
- 打ち合わせなどのやり取りはこまめに記録を残す
- 納得するまでは書類にサインしない
- 状況に応じてホームインスペクションを検討する
順番に見ていきましょう。
打ち合わせなどのやり取りはこまめに記録を残す
新築住宅の建築段階では、施工会社やハウスメーカーとの打ち合わせが何度も行われます。
その際、口頭のやり取りだけで済ませてしまうと、後になって「言った・言わない」のトラブルが発生する場合があります。
例えば、設備の仕様変更や間取りの修正、追加工事の依頼など、細かい内容が抜け落ちると、引き渡し時に「契約内容と違う」といった問題につながるでしょう。
こうした事態を避けるためには、打ち合わせの内容をメモに残し、できるだけメールや書面で確認を取ることが重要です。
納得するまでは書類にサインしない
新築住宅の引き渡し時には、さまざまな契約書や確認書類の署名・押印を求められます。
一度サインをしてしまうと後からの修正が難しくなるため、内容を十分に確認し、納得できない点がある場合はすぐにサインをしないことが重要です。
保証期間や補修の条件、設備の仕様、支払い条件などは、細かい点までチェックする必要があります。施工会社の担当者が「問題ありません」と説明したとしても、必ず書面に記載されているかを確認しましょう。
状況に応じてホームインスペクションを検討する
ホームインスペクション(住宅診断)とは、第三者の専門家が住宅の状態を確認し、不具合や施工ミスがないかをチェックするサービスです。
新築住宅であっても、施工不良や仕上げの問題が発生することがあり、引き渡し後に気づくと、修繕に手間や費用がかかることがあります。
ホームインスペクションを依頼すれば、専門家が詳細なチェックを行い、必要に応じて施工会社に修正を求められます。
一定の費用はかかりますが、長期的に見れば安心して新居に住むための有効な手段です。
新築引き渡しに関するよくある質問
ここからは、新築引き渡しに関するよくある質問について解説します。
- 引き渡し当日にあると便利な持ち物は?
- 引き渡し後に不具合が見つかったら?
- 引き渡し当日にお礼は用意すべき?
疑問の解消にお役立てください。
引き渡し当日にあると便利な持ち物は?
引き渡し当日に必要な持ち物は、以下のとおりです。
- 契約書類一式(売買契約書、重要事項説明書、仕様書など)
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
- 印鑑(実印・認印)
- 住宅ローン関連の書類(融資実行確認書、銀行口座情報など)
- 登記関係書類(住民票、印鑑証明書など)
- 火災保険・地震保険の契約書
また、引き渡し当日に持っていくと便利なものとして、以下が挙げられます。
- メジャー
- 水平器
- 懐中電灯
- スマートフォン・カメラ
- 筆記用具・メモ帳
住宅のチェックのために、記録できるものを持っていくのがおすすめです。
引き渡し後に不具合が見つかったら?
新築住宅の引き渡し後に、不具合や施工ミスが見つかることは珍しくありません。
例えば、壁や床の傷、ドアの開閉不良、水漏れ、電気設備の不具合などが後から判明することがあります。
引き渡し当日にしっかりチェックすることが理想ですが、実際に住み始めてから気づくケースも少なくありません。その場合は、まず施工会社やハウスメーカーに連絡し、保証内容を確認した上で、修理を依頼しましょう。
引き渡し当日にお礼は用意すべき?
一般的に、引き渡し当日にお礼を用意する義務はありませんが、感謝の気持ちを伝えるために簡単な手土産を渡す人もいます。
お礼として人気なのは、菓子折りやコーヒーの詰め合わせ、タオルセットなどの手軽に受け取れる品物です。
ただし、高価な贈り物はかえって相手に気を遣わせてしまうため、1,000円〜3,000円程度の品物が適しています。また、無理に用意せずにお礼の言葉を直接伝えるだけでも十分です。
新築住宅の引き渡しは流れを確認してトラブルを減らそう
この記事では、新築住宅の引き渡し当日の流れについて解説しました。
新築住宅の引き渡しとは、住宅の建築が完了し、施工会社やハウスメーカーから購入者へ正式に物件を受け渡す工程のことです。
引き渡し前や当日には数多くの準備が必要になるため、事前にチェックリストなどにまとめておきながら、漏れがないようにしておくことが重要です。
新築住宅の購入から引き渡しまで不安が残る人は、オンリーホームにお任せください。オンリーホームでは、家づくりの疑問や資金計画などについて、お客様に寄り添いながら相談を承ります。引き渡し当日の流れについても詳しくご説明するので、ぜひ一度お問い合わせください。