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新築の内覧会でよくあるトラブル事例|未然に防ぐチェックリストも紹介

更新日:2025.01.31

この記事では、新築の内覧会でよくあるトラブル事例を紹介します。

新築の内覧会は完成した住宅を確認し、不具合がないかをチェックする重要な機会です。

しかし、内覧会では事前準備や確認不足が原因でトラブルが発生することがあります。家づくりは人生で一度の買い物ともいえるので、後悔が残らないように進めることが非常に重要です。

この記事では、新築の内覧会で不具合を見つけるために役立つチェックリストも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】

  • 新築の内覧会とは?
  • 新築の内覧会でよくあるトラブル事例
  • 新築の内覧会でトラブルを防ぐポイント
  • 新築の内覧会に役立つチェックリスト
  • 新築の内覧会で便利な持ち物リスト
  • 新築の内覧会とは?

    新築の内覧会とは、建物の引渡し前に行われる最終確認を指します。具体的には、建物が契約内容や図面通りに完成しているかを確認します。

    内覧会は”竣工検査”や”引渡し前確認会”とも呼ばれることがありますが、目的は同じで買主が物件の状態を確認し、問題があれば指摘するための場です。

    たとえば、断熱材や配管の施工ミス、設備の不具合といった問題を発見した場合、その場で建設会社に是正を依頼できます。

    内覧会で不具合を見逃してしまうと、入居後に修繕費用が発生したり、対応が遅れたりするリスクがあります。

    安心して新生活を始めるためにも、計画的な準備と十分な確認が欠かせません。

    内覧会に立ち会う人

    内覧会に立ち会う人は、一般的に買主や建築会社、仲介業者などです。

    買主側は、1人で参加するよりも複数人でのチェックが効果的なため、家族に協力してもらうことをおすすめします。複数人が参加することで、不具合などの見落としの防止につながります。

    ただし、子どもがいる場合は注意が必要です。現場で子どもの世話をしながら物件をチェックするのは難しく、細部の確認が不十分になるおそれがあります。

    このケースでは、親や兄弟に同行をお願いして子どもの面倒を見てもらうなど、状況に応じた対策を検討すると良いでしょう。

    内覧会の主な所要時間

    内覧会の主な所要時間は、建物の規模や調査範囲によって変わります。たとえば、床下や屋根裏に進入しない場合は約2時間、進入して調査を行う場合は3〜4時間程度が目安です。

    ただし、建物の間取りや指摘事項の量、立会人の対応、調査範囲によって時間が大きく変動することがあります。

    一方、専門家を依頼せず買主が自分で対応する場合、調査範囲が限られるため1時間以内で終えるケースがほとんどです。とはいえ、短時間で確認を済ませるのではなく、時間をかけてでもしっかりと物件の状態を確認することが推奨されます。

    内覧会は住宅の状態を把握し、不具合を指摘する大切な場です。適切な時間を確保して、安心して新生活を迎えられるように準備を進めましょう。

    新築の内覧会でよくあるトラブル事例

    ここでは、新築の内覧会でよくあるトラブル事例を紹介します。

    • そもそも内覧会のお知らせが来なかった
    • 住宅が未完成だった
    • 設備の不具合が見つかった
    • 建設会社ともめてしまった

    順番に見ていきましょう。

    上記はあくまで一般的な事例であり、オンリーホームの事例ではありません。

    そもそも内覧会のお知らせが来なかった

    新築の内覧会でよくあるトラブルとして、内覧会のお知らせが届かないケースがあります。

    通常、建売住宅では売主、注文住宅では建設会社から引渡し日の前に内覧会の日程調整の連絡が入るのが一般的です。

    しかし、場合によっては案内が届かず、買主が内覧会の実施日を直前になって確認するケースもあります。そのため、契約時に内覧会の有無や実施時期をしっかり確認することが重要です。

    住宅が未完成だった

    起きてはならないことですが、新築の内覧会で住宅が未完成だったトラブル事例も少なからずあります。たとえば、内装材の未完成や配管の未接続、養生シートの未処理などです。

    トラブルを防ぐためには、内覧会の日程を決める際に、工事の進捗状況を事前に確認することが大切です。

    また、当日未完成が発覚した場合には、不動産会社や施工業者に改善を依頼し、内覧会を再度開催してもらいましょう。

    設備の不具合が見つかった

    新築の内覧会でよくあるトラブルとして、設備の不具合が見つかった例もあります。建物の構造や性能に問題がなくても、細かな傷や汚れが発覚し、補修が必要になる場合があります。

    施工品質が著しく低く、多数の不具合が見つかる場合や致命的な不具合があった場合は、購入自体を再検討する必要が生じることも考えられます。

    内覧会では設備や仕上がりを慎重に確認し、気になる箇所を遠慮なく指摘することが大切です。

    建設会社ともめてしまった

    新築の内覧会で、建設会社ともめてしまうトラブルもあります。施工に関する指摘が多くなると、建設会社の担当者との間でトラブルが生じるケースがあります。

    特に、施工の品質や仕上がりに不満が出た場合、意見交換がスムーズに進まないことが原因で、意図せず関係がこじれることも少なくありません。

    このような事態を防ぐためには、前もって確認事項などをまとめておくことが重要です。

    新築の内覧会でトラブルを防ぐポイント

    ここでは、新築の内覧会でトラブルを防ぐポイントを解説します。

    • 時間制限を守りすぎない
    • 指摘事項を書面にまとめておく
    • 不具合以外を指摘しすぎない
    • 今後のスケジュールも確認しておく
    • ホームインスペクション(住宅診断)を依頼する

    順番に見ていきましょう。

    時間制限を守りすぎない

    新築の内覧会では、時間制限にとらわれすぎると十分な確認ができなくなることがあります。

    施工会社が設定するスケジュールに従いすぎると、短時間での確認を余儀なくされ、細部の見落としにつながるケースも少なくありません。

    事前にスケジュールを確認し、少なくとも2時間程度の内覧時間を確保することが大切です。

    また、ホームインスペクションを依頼する場合はさらに時間がかかるため、余裕を持った計画を立てましょう。

    指摘事項を書面にまとめておく

    新築の内覧会では、指摘事項を書面にまとめておきましょう。

    内覧会では、建物の外部や室内を細かく確認する中で、複数の指摘事項が出てくることがあります。施工状況やチェックの細かさによっては、20箇所近く指摘が出ることもあるでしょう。

    項目が増えると指摘内容がわからなくなってしまうので、記録を取ることが重要です。平面図や立面図を用意し、指摘箇所をメモしておくと良いでしょう。

    また、マスキングテープを使って問題箇所をマーキングし、その状態をスマホやデジカメで撮影して記録しておくと後から確認がラクになります。

    記録ツールを準備する際には、不動産業者側で平面図付きの記録用シートやマスキングテープを用意している場合もあるため、事前に確認すると良いでしょう。

    加えて、指摘箇所をリスト化し、修正内容と期限を明記した書面を作成することも大切です。

    こうした準備を行うことで、修正漏れやトラブルを未然に防げます。

    不具合以外を指摘しすぎない

    新築の内覧会では、不具合以外の内容を過度に指摘しすぎないのも重要です。

    よく見なければわからない微小な傷や、床材の模様などをクレームとして挙げすぎると、施工会社との関係が悪化する場合があります。

    住宅の建設には、多少の誤差が発生することもあります。目立たない程度であれば、指摘しすぎないのがおすすめです。

    今後のスケジュールも確認しておく

    新築の内覧会では、今後のスケジュールも確認しておくのも重要なポイントです。修正箇所の工事日程や、引渡しまでの流れを把握しておくことで、スムーズに準備を進められます。

    特に修正が必要な場合は、完了予定日を確認し、引渡しまでに問題が解消されるよう施工会社とスケジュールを調整することが大切です。

    また、引渡し後に予定されているアフターサービスの内容や対応期間も事前に確認しておくと安心です。

    ホームインスペクション(住宅診断)を依頼する

    新築の内覧会では、ホームインスペクション(住宅診断)を依頼するのも手段の1つです。

    内覧会では、ホームインスペクターと呼ばれる建設の専門家に住宅診断を依頼することで、施工不具合の発見や適切な指摘ができます。

    専門家は施工ミスが多い箇所を熟知していて、目視で確認できる範囲の不具合を網羅的にチェックしてくれるため、買主自身では気づけない問題も把握できます。

    床下や屋根裏など、隠れた箇所の調査を依頼すれば構造上の問題も確認でき、購入後の不安を軽減できるでしょう。

    新築の内覧会に役立つチェックリスト

    新築の内覧会では、事前にチェックリストを作成しておくとトラブルなくスムーズに進められます。リスト化しておくことで、見落としを防ぎ、安心して引渡しを受けられるでしょう。

    具体的には、以下のような内容をチェックリストとしてまとめておきましょう。

    場所 チェックリスト
    外観まわり ● 建物の基礎部分に不具合がないか

    ● 隣地との境界線が明確か

    ● 外壁に傷や浮きなどが生じていないか

    玄関 ● ドアの開閉に違和感がないか

    ● インターホンが正常に作動するか

    ● 鍵が正常に作動するか

    居室 ● 床材に間違いがないか

    ● 隙間風が入ってこないか

    ● 扉の向きが適切か

    ● コンセント・スイッチの位置と数は適切か

    ● 窓や照明の位置は適切か

    水回り ● 水漏れが生じていないか

    ● 排水に問題が生じていないか

    ● 蛇口・シャワーが正常に作動するか

    上記はあくまで一例で、他にもチェックすべき箇所が多く存在します。事前に情報を蓄え、漏れがないようにチェックリストを作成しましょう。

    新築の内覧会で便利な持ち物リスト

    ここでは、新築の内覧会で便利な持ち物を紹介します。

    • 図面
    • 筆記用具・クリップボード
    • マスキングテープ
    • メジャー
    • デジタルカメラ
    • 懐中電灯

    順番に見ていきましょう。

    図面

    内覧会では、気になる箇所を図面上に直接書き込むことで記録が視覚的に整理され、後で確認がしやすくなります。文字だけのメモよりも明確に伝わるため、担当者とのコミュニケーションがスムーズになるでしょう。

    図面を活用することで、どの部分を指摘したのかが一目でわかり、修正依頼の際に伝達ミスが減るメリットがあります。

    筆記用具・クリップボード

    内覧会では立ちながらメモを取るケースが多いので、筆記用具はもちろん、クリップボードも用意しておきましょう。

    また、筆記用具として0.5mmのシャープペンシルを用意しておくと、壁や基礎のクラックの確認にも使用でき、補修の要否を判断しやすくなるでしょう。

    マスキングテープ

    傷や不具合を確認した場所にマスキングテープを貼っておくことで、確認漏れを防ぎ、修正依頼がスムーズに進みます。

    蛍光色や赤、青など目立ちやすい色のテープを選ぶと、見落としのリスクを減らせるでしょう。

    メジャー

    メジャーは、施工された設備や部屋のサイズが図面通りかどうかを測定し、不備がないかを確認できます。

    入居後の家具配置をスムーズに進めるためにも、設置スペースの寸法を測ることが重要です。

    デジタルカメラ

    デジタルカメラに写真を残しておくことで、施工会社に不具合を正確に伝えられます。

    また、メジャーを併用して寸法を測り、その状態を写真に記録しておけば、入居後の家具配置やインテリアにも役立てられます。

    現在では、スマートフォンのカメラでも十分に対応できる場合がほとんどですが、高画質で細部を記録したい場合には、専用のデジタルカメラを用意しておくと安心です。

    懐中電灯

    床下や天井裏など、暗い箇所を確認する際に懐中電灯があると便利です。大きなサイズのものは必要なく、持ち運びがしやすく操作が簡単なものを選ぶと使いやすいでしょう。

    照明器具がまだ設置されていない場合や、天候が悪く室内が暗い場合にも活躍します。

    スマートフォンのライトでも代用可能ですが、細部をしっかり確認するためには一定以上の明るさを持つ懐中電灯がおすすめです。

    新築の内覧会に関するよくある質問

    ここでは、新築の内覧会に関するよくある質問を紹介します。

    • 新築の内覧会で謝礼は必要?
    • 新築の内覧会をしないとどうなる?
    • 新築の内覧会で傷だらけの場合はどうすればいい?

    疑問の解消にお役立てください。

    新築の内覧会で謝礼は必要?

    新築の内覧会に謝礼は不要です。内覧会は購入者の権利として行われるものであり、担当者もその業務の一環として対応しているため、特別な謝礼を渡すケースはほとんどありません。

    新築の内覧会をしないとどうなる?

    新築の内覧会をしないと、アフターサービスや不具合の修正を受けられない可能性があります。なぜなら、不具合や傷の原因が施工時のものか引っ越し後のものか、判断できないからです。

    安心して新居での生活を始めるためにも、内覧会は省略せず実施するのがおすすめです。

    新築の内覧会で傷だらけの場合はどうすればいい?

    新築の内覧会で傷が複数見つかった場合は、すみやかに施工会社に報告しましょう。引渡し後のトラブルを防ぐために、不具合や傷をその場で記録し、正確に伝えることが重要です。

    傷が見つかった箇所を平面図や立面図に書き込む他、写真を撮影して記録を残しておくと後日確認がしやすくなります。

    新築の内覧会で後悔しないためにはトラブルへの対策が重要

    新築の内覧会で後悔しないためにはトラブルへの対策が重要です。

    引渡し後にトラブルや不安を抱えないためにも、内覧会では指摘事項を正確に記録し、施工会社にしっかり伝えることが大切です。

    不具合や気になる箇所は、写真を撮ったり図面に書き込んだりして記録しておくと、スムーズに対応が進みます。

    また、内覧会では時間をかけて丁寧に確認することが重要です。専門家にホームインスペクションを依頼することで見落としを防ぎ、安心して新居を迎える準備ができます。

    万全の準備をして内覧会に臨むことで、後悔のない家づくりを実現しましょう。

    オンリーホームでは、経験豊富なスタッフがお客様に寄り添いながら、最適な家づくりをご提案いたします。ぜひ一度ご相談ください。

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