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光熱費を節約する方法は?電気代・ガス代・水道代に分けて解説

更新日:2022.08.01


マイホームの購入を検討する上で、住宅の省エネ性能は重要な問題の一つです。

住宅の生涯コストに占める光熱費の割合は大きく、甘く見ていると後悔することになりかねません。

もちろん、建築時の省エネ対策の工夫だけでなく、日々の生活の中で光熱費を抑える努力も必要でしょう。

そこで今回は、光熱費を節約する方法について解説しますので、マイホーム購入を検討中の方だけでなく、既に住宅を取得している方もぜひとも最後までお付き合い下さい。

【世帯人数別】そもそも月々における光熱費の平均額とは

光熱費の平均額を世帯人数別で以下の通りまとめていますので、自分たちの暮らしにかかる光熱費が妥当であるかどうかを検討してみましょう。

ただし、光熱費は地域差により幅が見られますので、その点を考慮して各項目をチェックして下さい。

・1人暮らし
・2人暮らし
・3人暮らし
・4人暮らし

順番に解説します。

1人暮らし

1人暮らしの光熱費の平均料金は11,098円となっており、他と比較して電気料金が高いのは冷暖房の使用による影響と推察されます。

1人暮らしの場合、お住まいの広さも光熱費に大きな影響を与えますので、広すぎる部屋というのも考え物といえるでしょう。

平均料金
電気代 5,852円
ガス代 3,104円
水道代 2,142円
合計 11,098円

一般社団法人エネルギー情報センターより引用

2人暮らし

2人暮らしの光熱費の平均料金は18,090円となっており、1人暮らし世帯の約1.7倍の費用が掛かっていることが見て取れます。

人が増え住まいも広くなりますので、光熱費自体が増えることは当たり前の話ですが、生活をシェアすることにより基本料金部分でお得になることを覚えておきましょう。

平均料金
電気代 9,559円
ガス代 4,364円
水道代 4,167円
合計 18,090円

一般社団法人エネルギー情報センターより引用

3人暮らし

3人暮らしの光熱費の平均料金は21,393円となり、2人暮らし世帯の約1.2倍の費用が掛かっていることが見て取れます。

夫婦に加えて小さい子供のいる世帯では、生活空間も家族でまとまりやすいため、2人暮らしとそれほど費用が変わらない結果になりました。

平均料金
電気代 11,024円
ガス代 5,101円
水道代 5,268円
合計 21,393円

一般社団法人エネルギー情報センターより引用

4人暮らし

4人暮らしの光熱費の平均料金は22,720円となり、3人暮らし世帯と比較してほとんど変わらない結果となりました。

増加率は1割未満に留まっており、生活空間が家族でまとまっていれば、それほど光熱費に大きな差が生まれないことが分かります。

平均料金
電気代 11,719円
ガス代 5,036円
水道代 5,965円
合計 22,720円

一般社団法人エネルギー情報センターより引用

【光熱費】電気代の節約方法6選

電気代の節約方法を以下の通りまとめていますので、自分たちの暮らしに無駄があれば、積極的に取り入れてみましょう。

また、これからマイホーム購入を検討している方は、電気代の節約についても考慮した上で、どんな家に住みたいかをイメージすることをおすすめします。

・電力会社を見直す
・電気代の料金プランやアンペア数を変更する
・古い家電を買い替える
・電気や電化製品のつけっぱなしを止める
・待機電力を抑える
・エアコンの設定温度を考え直す

順番に解説します。

電力会社を見直す

一つ目の節約方法は、電力会社の見直しを検討することです。

2016年の電力自由化に伴い、自分たちで電力会社を自由に選べるようになりました。

現在加入している電力会社や料金プランを変更することで、電気代を節約できる可能性がありますので、自分たちの暮らしに合ったものを比較検討してみましょう。

電気代の料金プランやアンペア数を変更する

一度に使う電気量が少ない家庭であれば、アンペア数を変更することも検討してみましょう。

契約アンペアは一度に使える電気の量を表すもので、アンペア数が大きいほど基本料金が高くなることが理由に挙げられます。

また、同じ電力会社であっても、自分たちのライフスタイルに合った料金プランを選ぶことが重要なポイントです。

古い家電を買い替える

古い家電を買い替えることも節約方法の一つです。

新しい電化製品は消費電力を抑えたエコ家電が多いことが理由ですが、使えるものをわざわざ買い替えることはおすすめできません。

修理と買い替えを比較して、どちらがお得になるかを考えるようにして下さい。

電気や電化製品のつけっぱなしを止める

当たり前の話ではありますが、電気や電化製品のつけっぱなしを止めることも忘れてはいけません。

心当たりがある方は、こまめな節電を家族みんなで呼びかけて、習慣化を目指して下さい。

待機電力を抑える

待機電力を抑えるために、長期間使わない家電のコンセントから抜いておくことも対策の一つです。

普段使いする家電はコンセントから抜くと不便になりますので、節電タップなどを利用して生活の質を保つ工夫をしてみましょう。

エアコンの設定温度を考え直す

エアコンの設定温度を考え直すこともおすすめの節約方法の一つです。

室内温度と設定温度の気温差が大きいほど消費電力も増えますので、冷やしすぎや暖めすぎは電気料金に直結します。

ただし、無理に我慢して体調を崩しては本末転倒なので、自分たちの体調と相談しながら適切な設定温度を見極めて下さい。

【光熱費】ガス代の節約方法5選

ガス代の節約方法を以下の通りまとめていますので、自分たちの暮らしに取り入れられる工夫があれば、ぜひとも試してみましょう。

・ガス会社を見直す
・プロパンガスから都市ガスに変更する
・お風呂の入り方を見直す
・ガスコンロを掃除する
・ガスよりも電気を使用して料理する

順番に解説します。

ガス会社を見直す

一つ目の節約方法は、ガス会社の見直しを検討することです。

2017年には電気に続きガスも自由化されましたので、電気とセットにして割引サービスを受けるなど、自分たちの暮らしに合ったプランを選ぶことでガス料金の節約に繋がります。

プロパンガスから都市ガスに変更する

プロパンガスから都市ガスに変更することもおすすめの節約方法の一つです。

一般に、プロパンガスの料金設定は都市ガスよりも高い傾向にありますので、引き込みが可能であれば検討してみましょう。

ただし、地域によっては都市ガスが通っていないエリアもありますので、マイホーム購入を検討中の方は、土地選びの際に事前にチェックして下さい。

お風呂の入り方を見直す

お風呂の入り方を見直すことも節約方法の一つです。

具体的には、追い炊きの回数を減らしたり、シャワーをこまめに止めたりといった方法が挙げられます。

また、夏場などは給湯器の温度設定を下げることもガス料金の節約に繋がりますので、適切な温度を心がけるとよいでしょう。

ガスコンロを掃除する

ガスコンロをこまめに掃除することも忘れてはいけません。

ガスバーナー部分に汚れが付いたままでは、ガスや空気が通りにくくなり本来の火力に達することができず、熱効率の低下を招きます。

また、バーナー部分の汚れは放置すると炭化して落としにくくなるため、こまめな掃除がガス料金の節約に繋がることを覚えておきましょう。

ガスよりも電気を使用して料理する

ガスよりも電気を使用して料理することも節約方法に挙げられます。

少量のお湯を沸かす程度であれば、電気ケトルを使う方が光熱費の節約に繋がりますので、その時々で最適な方法を選ぶことが重要です。

また、住宅設計の段階であれば、給湯はガスで対応して、コンロはIHクッキングヒーターを設置するなどの方法も選べますので、自分たちの暮らしに合ったプランを検討してみましょう。

【光熱費】水道代の節約方法4選

水道代の節約方法を以下の通りまとめていますので、自分たちの暮らしに合った工夫を取り入れて下さい。

・節水を心掛ける
・お風呂の入り方に気を付ける
・洗濯機の使い方を考える
・食器洗浄機を使う

順番に解説します。

節水を心掛ける

一つ目の節約方法は、節水を心がけることです。

水道料金は使用水量と排水量をもとに算出されますので、水道使用量を絞ることで水道料金の節約に繋がることが理由に挙げられます。

お風呂の入り方に気を付ける

お風呂の入り方に気を配ることも節約方法の一つです。

浴槽に貯める量を減らしたり、シャワーをこまめに止めたりと、基本的な節水が節約に繋がりますので、家族で習慣化を目指しましょう。

洗濯機の使い方を考える

洗濯機の使い方を考えることも忘れてはいけません。

洗濯物の汚れに合わせて標準コースや時短コースなどを使い分けることをおすすめします。

また、なるべく洗濯物をまとめて洗うことも重要ですが、詰め込みすぎは余計な消費電力の発生に繋がりますので注意が必要です。

食器洗浄機を使う

食器洗浄機の使用も水道料金の節約に繋がります。

食器量にもよりますが、まとめて洗うことで水道料金の節約はもちろん、家事の時短にも繋がりますので、ぜひとも検討して下さい。

環境による光熱費の違い

環境による光熱費の違いを以下の項目ごとにまとめていますので、それぞれの概要を把握して節約に取り組みましょう。

・季節
・地域
・日照時間

順番に解説します。

季節

一般に、光熱費は季節による違いが出やすく、夏場は冷房の使用により電気料金が高くなり、冬場は暖房の使用や給湯温度の設定により電気量料金・ガス料金が高くなる傾向があります。

体調と相談しつつ、適度な範囲で節約に取り組むことが重要です。

地域

寒冷地や温暖地など地域による光熱費の違いにも注意が必要です。

寒冷地では、夏場に冷房の使用頻度が少ないものの、冬場は暖房器具のための光熱費の負担が大きくなります。

一方、温暖地では夏場の冷房使用頻度が高くなるものの、冬場の暖房費用は安く済むため、寒冷地に比べ年間を通した光熱費は安くなることを覚えておきましょう。

日照時間

日照時間は夏季が長く、冬季は短くなりますので、室内照明の使用時間により光熱費に差が生まれます。

光熱費を抑えるためにも、照明をLEDに取り換えるなどの対策をおすすめします。

光熱費の節約に関するよくある質問

光熱費の節約に関するよくある質問をまとめていますので、他の方の疑問点を自分たちの暮らしに置き換えて考えてみましょう。

・オール電化にすると光熱費はどれくらい安くなる?
・電気代が安い暖房器具は?
・オール電化で光熱費が高くなってしまう原因は?

順番に解説します。

オール電化にすると光熱費はどれくらい安くなる?

オール電化住宅にした場合、どの程度安くなるかはお住まいの地域やライフスタイル次第となりますので、一概にいくら安くなるとは言いにくいのが現状です。

ガスの基本料金分は安くなりますが、東日本大震災以降で電気料金の値上げがあったため、毎月の光熱費だけではなく、メンテナンスコストも含めて検討することをおすすめします。

電気代が安い暖房器具は?

比較的電気代の安い暖房器具にはエアコンが挙げられます。

一方、セラミックファンヒーターやハロゲンヒーターなどは電気代が高いものの、狭い空間や短時間の使用には向いていますので、目的に合わせた暖房器具を選ぶことが重要です。

オール電化で光熱費が高くなってしまう原因は?

オール電化で光熱費が高くなる原因として、昼間に電気を使いすぎていることが挙げられます。

オール電化住宅向けの料金プランでは、夜間の電気料金を安く設定しているものの、昼間の電気料金の設定が割高になっていることが理由です。

太陽光発電を自家消費する建築プランを検討してみるのもよいでしょう。

まとめ:光熱費を節約するために小さな取り組みから始めよう

光熱費を抑えるためには、細かな節約を習慣化することが重要ですので、家族で声がけをして小さな取り組みから始めることをおすすめします。

また、建築時には光熱費を含めた生涯コストにも注目して、省エネ性能の高い家づくりを目指すのもよいでしょう。

オンリーホームでは、光熱費にも配慮した生涯暮らしやすい家を提案していますので、住宅のランニングコストに不安を感じる方は、お気軽にモデルハウスへ足をお運び下さい。

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