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病気で住宅ローンが組めないときはどうすればいい?団信に関するポイントまとめ

更新日:2022.03.30


住宅ローンの審査基準は多岐にわたり、健康状態もその中に含まれます。病気を抱えている方にとって、住宅ローンを組めるかどうかは大きな悩みの一つでしょう。

そこで今回は、病気で住宅ローンが組めない時にどうすればよいかについて解説していきます。マイホーム購入をお考えの方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい。

住宅ローンが病気で組めないケースとは

住宅ローンの融資条件として、団体信用生命保険への加入を求められることが一般的であり、健康状態や過去の病歴によっては保険への加入が認められず、住宅ローンを組めない可能性があります。

団体信用生命保険とは、住宅ローンの契約者が死亡・高度障害状態になった場合、保険金により残りの債務が弁済される制度であり、住宅ローン契約者の健康状態が加入の可否を決める要因となることに注意が必要です。

・団体信用生命保険(団信)の告知事項

・団信に加入できなかったときの対処法

・配偶者名義で団信を組むという方法もある

順番に解説します。

団体信用生命保険(団信)の告知事項

団体信用生命保険(団信)の告知事項は以下の通りです。

・3ヶ月以内に医師の治療(指示・指導を含む)や投薬を受けたかどうか

・過去3年以内に病気で手術を受けたこと、または2週間以上にわたり医師の治療(指示・指導を含む)や投薬を受けたかどうか※1

・手足の欠損や機能障害、視力・聴力・言語・咀嚼機能の障害があるかどうか

※1病気の種類

心臓・血圧 狭心症・心筋梗塞・心臓弁膜症・先天性心臓病・心筋症・高血圧症など
脳・精神・神経 脳卒中・脳動脈硬化症・精神病・神経症・てんかん・うつ病など
肺・気管支 ぜんそく・慢性気管支炎・肺結核・肺気腫・気管支拡張症な
胃・腸 胃潰瘍・十二指腸潰瘍・潰瘍性大腸炎・クローン病
肝臓・すい臓 肝炎・肝硬変・肝機能障害・すい炎
腎臓 腎炎・ネフローゼ・腎不全
緑内障・網膜の病気・角膜の病気
新生物 がん・肉腫・白血病・腫瘍・ポリープ
その他 糖尿病・リウマチ・膠原病・貧血症・紫斑病

※フラット35『新機構団信・新3大疾病付機構団信ご加入にあたって』より引用

告知事項は金融機関により異なりますが、上記の表はフラット35の新機構団信制度の一例です。告知義務違反は深刻なトラブルを引き起こしかねないため、正確かつ誠実に申告して下さい。

団信に加入できなかったときの対処法

団信に加入できなかった場合、フラット35の利用をおすすめします。フラット35では、団信への加入は任意であり、現在の病状や既往症は妨げとなりません。

ただし、万が一の事態に備えて、加入できる生命保険を探しておきましょう。

配偶者名義で団信を組むという方法もある

配偶者に一定の所得があれば、配偶者を住宅ローン契約者として団信を組むことも可能です。収入合算者であれば、健康状態は問題になりません。

ただし、借入金額を決める際は、将来にわたる世帯収入の変化を考慮する必要があります。

住宅ローンが病気で組めない場合の対処法

住宅ローンが病気で組めない場合の対処法を紹介します。どのような対処法が適しているかは、それぞれの状況によっても異なります。

したがって、自分たちの暮らしに合った方法を選ぶことが大切です。

・現金で一括購入を目標にする

・完治できる病気の場合は治るまで住宅購入を見送る

・加入できる団信を探す

順番に解説します。

現金で一括購入を目標にする

現金での一括購入を目標にするのも対処法の一つです。将来に不安ある状況で無理に借入しても、返済が滞ればマイホームを失いかねません。

病状の安定を待ちながらお金を貯めることになりますので、物件価格を抑えるなど、購入物件の見直しを検討するのも一つの方法です。

完治できる病気の場合は治るまで住宅購入を見送る

完治が見込まれる病気であれば、治るまで住宅購入を見送ることも検討すべきです。病状が改善されれば、団信へ加入できる確率も高まりますし、頭金を貯める準備期間にするのもよいでしょう。

長期間にわたる返済が続きますので、将来の不確定要素を減らすことは、それだけリスク軽減に繋がります。

加入できる団信を探す

自分たちの条件で加入できる団信を探すことも対処法の一つです。

団信に加入できなかった場合、ワイド団信を検討するのもよいでしょう。費用負担は上がるものの、引受基準が緩和されているため、加入の間口が広いことが特徴です。

病気で住宅ローンが免除になるケース

団信では特約を付けることで、住宅ローンが免除になるケースがあります。

3大疾病や内容を拡充した8大疾病保証など、診断確定ないしは要件を満たすことで、保険金により住宅ローンが完済される特約です。

保障内容により0.1%〜0.4%程度上乗せする形で保険料を支払います。金融機関によってサービス内容や保障の条件は異なりますので、金融機関を選ぶ基準の一つとするとよいでしょう。

病気で住宅ローンが払えない場合はどうすればいい?

病気で住宅ローンが払えない場合、まずは保険が適用されるかどうかを確認することをおすすめします。病気の状況や保証の条件により、適用されない可能性もありますので、返済条件を金融機関に相談することも視野に入れて下さい。

返済期間の延長やボーナス払いの減額など、病気による収入の低下に対応して、家計の破綻を未然に防ぎましょう。

団信の告知義務に関するよくある質問

団信の告知義務に関するよくある質問をまとめています。住宅ローン審査の申込と同じく、正確かつ誠実に対応することが基本です。

・健康診断書の提出は必要になる?

・持病があると団信に入れない可能性はある?

・団信の告知義務違反はばれなかったら大丈夫?

・持病がばれなければ団信に加入できる?

順番に解説します。

健康診断書の提出は必要になる?

基本的には健康診断書の提出は不要ですが、場合によっては健康診断書の提出が必要です。

具体的には、融資額が高額である場合や、告知事項だけでは引き受けの判断ができない場合などが挙げられます。

持病があると団信に入れない可能性はある?

病気の種類によっては加入できない可能性があります。引き受け基準は非公開であり、具体的な病名が指定されているわけではありません。

告知が必要な病気についても、状況次第となりますので、正確な申告が求められます。

団信の告知義務違反はばれなかったら大丈夫?

告知義務違反は大きな問題であり、ばれるかどうかは関係ありません。

契約解除の事由であり、保険金が支払われない可能性が高くなります。最終的に困るのは自分であることを認識し、誠実に対応して下さい。

持病がばれなければ団信に加入できる?

加入はできるかもしれませんが、保険金が支払われなくなるリスクが高まります。

万が一の際に、保険金が支払われなければ、加入する意味もありません。団信への加入が任意であるフラット35を選ぶ方がよいでしょう。

まとめ:住宅ローンを組む際は病気や健康状態も考慮しよう

自身の病状や既往症が住宅ローン審査に影響することは事実ですが、マイホームの購入をあきらめる必要はありません。

ただし、団体信用生命保険への加入が融資条件である以上、病気や健康状態にも気を配る必要があります。

制度自体は住宅ローン契約者と金融機関の双方にメリットがありますが、あくまでも万が一に備えての保険なので、家族のことを思えば、健康でいることが一番です。

オンリホームでは、お客様の現状と将来を考慮した資金計画を提案しています。住宅ローンについてお悩みの方は、お気軽にご相談下さいませ。

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