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注文住宅のお風呂をこだわりの空間にするには?失敗事例から学ぶポイント
更新日:2023.12.01
この記事では、注文住宅のお風呂をこだわりの空間にする方法を解説します。
注文住宅を建てる際には、数多くの室内の設備を選びます。そのなかでも、お風呂にこだわる人は少なくありません。
この記事では、お風呂の種類やよくある失敗事例、こだわりの空間にするためのポイントについて解説します。注文住宅を建てるならお風呂にこだわりたい人やお風呂で失敗したくない人は、ぜひ本記事を最後までお読みください。
【この記事でわかること】
● 注文住宅でできるお風呂の種類
● 注文住宅でよくあるお風呂の失敗事例
● こだわりのお風呂を導入するためのポイント
注文住宅でできるお風呂の種類
注文住宅に導入できるお風呂にはいくつか種類がありますが、それぞれに特徴とメリット・デメリットがあるため注意が必要です。
- ユニットバス
- ハーフユニットバス
- 造作風呂
上記の3種類を順番に詳しく解説します。
ユニットバス
ユニットバスとは壁や天井、床のパネルや浴槽などの部材を工場で製造し、現場で組み立てるお風呂です。メーカーから公開されているため商品のバリエーションが多く、最も流通しているお風呂といえます。
ユニットバスのメリット・デメリットは、主に以下の通りです。
メリット | ● 多くの商品が公開されているため選びやすい
● コストパフォーマンスが高い |
デメリット | ● 細かなカスタマイズはできない
● サイズは数種類のなかから選択する |
カスタマイズ性は高くないものの、選択肢の広さやコスト面においては優れています。
ハーフユニットバス
ハーフユニットバスとは、ユニットバスと自由設計の造作風呂の良さを取り入れたお風呂です。
ユニットバスほどの種類はないものの、カスタマイズしやすく、造作風呂ほど納期に時間がかかりません。
ハーフユニットバスには、次のメリット・デメリットがあります。
メリット | ● ユニットバスよりもカスタマイズしやすい
● さまざまな要望に対応できる ● 造作風呂よりもコストパフォーマンスが良い ● 納期も短い |
デメリット | ● 扱えるメーカーが少ない
● 防水性とコストパフォーマンスはユニットバスより劣る |
ハーフユニットバスは、カスタマイズとコストパフォーマンスがある程度両立している点が特徴といえます。
造作風呂
造作風呂は在来工法とも呼ばれ、完全自由設計のお風呂です。お風呂のサイズや材質、窓の大きさやシャワーヘッドの種類まで全てを1から作り、こだわり抜いたお風呂を実現できます。
ただし、ユニットバスやハーフユニットバスと同様に以下のようなメリットとデメリットがあるため、注意が必要です。
メリット | ● 完全にイメージ通りのお風呂を実現できる |
デメリット | ● 建築コストとメンテナンス費用が高い
● 納期が長い |
造作風呂は、お風呂へのこだわりが強い人におすすめといえます。
注文住宅のお風呂・浴室でよくある失敗事例4選
注文住宅のお風呂や浴室にこだわったものの、住んでから失敗に気づく場合があります。ここでは、よくある以下4つの失敗事例を紹介します。
- 壁や浴槽を汚れが目立つ色にしてしまった
- 掃除しにくい窓にしてしまった
- 計画・設計を後回しにして狭くなってしまった
- 必要以上に広い浴室で費用がかかってしまった
順番に見ていきましょう。
壁や浴槽を汚れが目立つ色にしてしまった
壁や浴槽を、汚れが目立つ色にしてしまった人は少なくありません。
お風呂は、壁や浴槽の色を白色以外にするとオリジナル性の高いデザインにできます。しかし、長い間お風呂を使用することで垢や洗剤の洗い残しがこびりつき、汚れが目立つお風呂になってしまう場合があります。
汚れが目立ちやすい黒やブラウンはなるべく避け、明るい色に統一することがおすすめです。
掃除しにくい窓にしてしまった
お風呂はカビが繁殖しやすいため定期的に掃除をする必要がありますが、窓の位置や大きさ、デザインによって掃除がしにくいお風呂になってしまいます。
窓はカビやダニが繁殖しやすく、掃除のしやすさという点は重要なポイントといえます。お風呂の窓を選ぶ際には、デザインだけでなく掃除のしやすさも考慮することがおすすめです。
計画・設計を後回しにして狭くなってしまった
お風呂にこだわった結果失敗するケースもありますが、お風呂にこだわりがなく計画・設計を後回しにしてしまい失敗するケースもあります。
例えば、お風呂の間取りや設計を後回しにしてしまい、結果的に汎用的なものしか取り入れられないユニットバスになってしまう場合があります。
このような失敗をしないためにも、家づくりの間取りは全体のバランスを見越すことが重要です。
必要以上に広い浴室で費用がかかってしまった
お風呂にはこだわりポイントが多いことから、こだわって広い浴室にすると費用が想定以上にかかり予算をオーバーしてしまう場合があり、注意が必要です。
家づくりは間取りと同様に、予算についても常にチェックしながら進めるべきでしょう。
注文住宅のお風呂をこだわりの空間にするポイント
注文住宅を建てる際に、お風呂をこだわりの空間にするオーナーは少なくありません。おしゃれで使い勝手の良いお風呂にするためには、下記4つのようなポイントがあります。
- 掃除しやすい素材や形を採用する
- 使わないオプションは追加しない
- 浴室を使用するときのコストも考えた広さにする
- 施工開始前に展示場などで実物を確認する
お風呂にこだわる際のポイントを順番に解説します。
掃除しやすい素材や形を採用する
こだわりの空間を長く維持するためには、メンテナンスしやすい材質や形状を意識することがポイントです。
例えば、凹凸が多いお風呂はオリジナル性が高い一方で、カビが繁殖しやすく掃除する手間がかかってしまいます。一方で、そもそも汚れが付着しにくい材質であればシャワーで洗い流すだけで簡単に掃除でき、お風呂の使用後に掃除をすることが可能です。
このように、お風呂の設計の際にはメンテナンスのしやすさを考慮することが重要です。
使わないオプションは追加しない
使わないオプションは、なるべく追加しないことを意識しましょう。
例えば、ジェットバスや浴室TVなどを設置したものの、使用しないケースなどが多くあります。そのため、オプションは本当に必要かどうかの吟味が重要となります。
検討を重ねることで、オプションを減らしお風呂にかかる費用を削減できます。
浴室を使用するときのコストも考えた広さにする
浴室を実際に使用するときのことを考えて、広さを設計することがお風呂選びでは重要です。
浴室は広くするほどコストが高くなり、メンテナンスコストや掃除の工数が増えてしまいます。つまり、お風呂の設計をする際には現実的に維持できるかどうかを検討することが必要です。
また、お風呂が広いと温まるのに時間がかかってしまい、すぐに利用できないこともあります。そのため、どのくらいの広さが適切なのかを把握することがポイントです。
施工開始前に展示場などで実物を確認する
お風呂のサイズやデザイン、仕様で失敗しないためには、展示場で実物を確認することがポイントです。
実物を確認することで実際にお風呂を使用するイメージをしやすくなり、失敗のリスクを減らせます。
住宅展示場などへの来場は細かい疑問点を解消できるチャンスでもあるため、施工開始前には実物確認することをおすすめします。
注文住宅のお風呂はポイントを意識して快適な空間にしよう
注文住宅のお風呂でこだわりたい場合、注意点やお風呂の特徴、メリット・デメリットを把握した上で設計することが重要です。
オンリーホームでは、水回りのラインナップを多く紹介しており、豊富なバリエーションから選べます。失敗せずにこだわりのお風呂を導入したい人は、オンリーホームへお問い合わせください。
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