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注文住宅の流れ9ステップ!失敗しないための注意点も徹底解説
更新日:2023.09.13
この記事では、注文住宅が建つまでの流れを詳しく解説します。
注文住宅が建つまでには基本となる流れがあり、それぞれのステップに失敗しないための注意点があります。これらを事前に把握しておくことは、失敗を防止する対策の1つといえます。
本記事は、これから注文住宅を建てる人に向けて、注文住宅を建てるステップと注意点を説明します。注文住宅で理想の家づくりをしたい人は、ぜひ最後までお読みください。
【この記事でわかること】
● 注文住宅が完成するまでの流れ
● 注文住宅を建てる際の注意点
注文住宅が完成するまでの流れや期間
一般的に、注文住宅が完成するまでには以下9ステップの流れで進みます。
- イメージづくり・資金計画
- ハウスメーカーや工務店の選択
- 土地探し(土地なしの場合)
- 間取りプランの提案・見積もり
- 見積もり提示と仮契約
- 工事請負契約の締結・住宅ローン本審査
- 細かな打ち合わせとプランの最終決定
- 着工
- 竣工と引き渡し
それぞれ解説します。
STEP1.イメージづくり・資金計画
注文住宅を建てるためには、どのような外観や内装にするのかをイメージする必要があります。外観や内装のイメージができると、イメージに応じた実現可能な資金計画づくりができます。
ハウスメーカーやファイナンシャルプランナーに相談しながら、イメージと予算を具体化することが重要です。
STEP2.ハウスメーカーや工務店の選択
家のイメージと大枠を確認しながら、ハウスメーカーや工務店の選定を進めます。
建築会社の特徴だけでなく担当者との相性も確認することがポイントです。自分に合った建築会社でも、担当者との相性が良くなければ打ち合わせを順序よく進められず、時間がかかってしまいます。
ハウスメーカーや工務店を選ぶ際には、担当者が家づくりをしっかりサポートしてくれる人であるかも確認しましょう。
STEP3.土地探し(土地なしの場合)
土地を所有していない場合、ハウスメーカーや工務店の選定とほぼ同時に土地を探します。
ただし、依頼先の候補も決まっていない場合は、建築会社選びを優先することをおすすめします。なぜなら、建築会社によって建物の予算が大きく変動するからです。
このように、建築会社の見通しが立っていない状態での土地探しは困難だといえます。
STEP4.間取りプランの提案・見積もり
建築会社から間取りプランと総額の資金計画を提案してもらい、理想の家に近いプランを選定します。このタイミングで建築会社を選び、要望に対し実現できるプランを厳選しましょう。
間取りプランは家づくりの基礎となる部分のため、しっかりと考えて決めましょう。
STEP5.見積もり提示と仮契約
建築会社とプランを選んだ後は、詳細設計前の見積もりを最終確認し、問題なければ仮契約を締結します。仮契約を締結すると、契約金の支払いが発生します。
建築会社のなかには、定められた期間内の本体価格を固定できるメーカーもあり、ハウスメーカーや工務店の選定がほぼ終わった段階であれば仮契約がおすすめです。
STEP6.工事請負契約の締結・住宅ローン本審査
建築会社の最終決定をすると、請負契約を締結します。
工事請負契約の後は住宅ローンを申し込む金融機関を選定し、融資を受ける銀行に本審査を依頼します。本審査には通常10~14日間程度かかるので、早めに依頼することが重要です。
STEP7.細かな打ち合わせとプランの最終決定
請負契約を締結した後は、外観や内装、外構などの打ち合わせです。
この時期からは、営業担当だけでなく設計士やインテリアコーディネーターなど、さまざまな担当者と打ち合わせを実施します。
どの内容に関して打ち合わせをしているのか混同しないよう、全体のスケジュールを把握しながら進めることが重要です。
STEP8.着工
すべての設計や打ち合わせに問題がなければ、発注合意書にサインをして着工します。
着工前は、地鎮祭を実施することが一般的です。地鎮祭の日程調整や、段取りの決定が必要であることを事前に把握しておきましょう。
STEP9.竣工と引き渡し
建物が完成した後に、キズや設備の不具合をチェックします。このタイミングで発覚した不具合は、無償対応してもらえる場合が一般的なため入念に確認しましょう。
また、床や壁・天井・外構が指示通りの仕様になっているのかを確認することも重要です。
すべて問題なければ、引き渡しを受けて入居準備に入りましょう。
注文住宅の流れで失敗しないための注意点5選
注文住宅を失敗せずに建てるためには、事前に注意点を確認しておく必要があります。
- 採用したい設備・性能に優先順位をつける
- 家づくりにかかる費用を事前に把握しておく
- スケジュールや資金計画に余裕を持つ
- 本契約前は入念に確認しておく
上記4つの注意点を解説するので、それぞれ見ていきましょう。
採用したい設備・性能に優先順位をつける
注文住宅で高機能な設備を導入すると、その分費用がかかります。
予算内で注文住宅を建てるためには、最低限必要な設備と性能は何かを考えて採用しなければなりません。要望の優先順位を家族で話し合い、事前に決めておくことが重要です。
家づくりにかかる費用を事前に把握しておく
注文住宅は実施すべき項目が多いので、一般的に予算が不透明なまま計画が進行します。
家づくりをスタートする際には、最初の段階でファイナンシャルプランナーなどにライフプラン作成を依頼し、正しい資金計画を立てることが重要です。
費用面の検討を疎かにしてしまうと、家づくりの失敗を招くリスクがあるため注意が必要です。
スケジュールや資金計画に余裕を持つ
打ち合わせの回数が多くなると、着工時期や資金計画がずれてしまう場合があります。
特に、着工時期がずれてしまうと、焦ってデザインや仕様を決めてしまい理想通りの家にならないケースがあります。
スケジュールと資金計画には余裕を持って進め、慌てて決断しないように注意しましょう。
本契約前は入念に確認しておく
仮契約と異なり、請負契約は建物の建築を依頼する正式な契約です。
注文住宅の建築依頼をする会社の最終決断ともいえる契約であるため、後悔のないよう十分に検討する必要があります。
また、請負契約書にはさまざまな約束事が記載されているため、細かくチェックして不明点があれば建築会社に遠慮せず質問することが重要です。
注文住宅の流れに関するよくある質問
最後に、注文住宅の流れに関するよくある質問を解説します。
- 注文住宅の検討は入居希望のどれくらい前からすべき?
- 土地とハウスメーカーではどちらを先に決定すべき?
- 住宅ローンの本審査はどの段階で申し込むのが一般的?
上記3つの質問にそれぞれ回答します。
注文住宅の検討は入居希望のどれくらい前からすべき?
注文住宅では、一般的に検討段階から入居まで1年~1年半程度かかるとされています。
また、前述の通り打ち合わせの回数が増えて着工時期がずれる可能性があります。そのため、スケジュールに余裕を持ち、入居時期の2年前あたりから家づくりの準備を始めましょう。
土地とハウスメーカーではどちらを先に決定すべき?
土地とハウスメーカーを検討する際、ハウスメーカーを先に決定するしたほうがよいでしょう。土地に充てるべき費用と大きさを確定でき、土地の購入判断を早められます。
住宅ローンの本審査はどの段階で申し込むのが一般的?
住宅ローンの本審査は、土地と建物の請負契約が締結され、全体の費用が確定した段階で申し込みをすることが一般的です。
ただし、土地の契約内容によっては、全体の費用確定が間に合わない段階で本審査を申し込むことになるため、注意が必要です。
注文住宅の期間や流れを把握して理想の家づくりをしよう
注文住宅を建てるためにはいくつかの流れがあり、理想の家を建てるための注意点があります。
オンリーホームでは、安全に注文住宅を建てるためのステップを重視し、お客様が余裕を持って決断ができるスケジュールをご提案しています。モデルハウス5棟を見学できる展示場を用意しているので、注文住宅でお悩みを持っている人はぜひ一度展示場にご来場ください。