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新築の内装の決め方は?デザイン例やおしゃれにコーディネートするコツも
更新日:2023.09.13
この記事では、新築の内装を決める際におしゃれにコーディネートするコツを解説します。
注文住宅においては、一般的に打ち合わせのなかで内装のデザインを決定します。内装は決められたパターンから選ぶ場合が一般的であるものの、おしゃれでこだわりが詰まったデザインを目指したい人も少なくありません。
本記事では、内装が決定するまでのステップやデザイン例を合わせて紹介します。ぜひ本記事を参考に、おしゃれな内装づくりに取り組んでみてください。
【この記事でわかること】
● 新築の内装を決めるステップ
● 新築の内装デザイン例
● 新築の内装をおしゃれにデザインするコツ
そもそも新築の内装でよくある失敗事例は?
新築の内装は打ち合わせ段階で詳細を決定するものの、完成するまでイメージ通りになるかわからないデメリットがあります。
そのため、よくある失敗事例を事前にチェックし、対策することが重要です。
- 壁や床の色がイメージと違っていた
- 出入口が狭く家具・家電が入らなかった
- コンセントの数が足りなかった
- 使いたい色・デザインがまとまらず統一感が出なかった
ここでは、上記4つの失敗事例を詳しく解説します。
壁や床の色がイメージと違っていた
壁・床の色や材質を決めるときには、打ち合わせで実際の色を見たり素材を触ったりしながら決定します。
しかし、打ち合わせで確認する素材は20〜40cm四方程度の素材である場合が多く、壁や床一面に貼った際にイメージと異なるケースがあります。
そのため、できれば検討している壁材や床材を使った実際の家を見るのがおすすめです。
出入口が狭く家具・家電が入らなかった
玄関ドアと廊下は、間取りの中で検討が後回しになりやすい箇所です。その結果、ドアや廊下の広さが十分ではなく、家具や家電が入らなかったという失敗事例が多くあります。
わざわざ購入した家具や家電が室内に入らなかった場合、家具・家電の買い替え費用が追加で必要です。
コンセントの数が足りなかった
コンセントの数は電気配線図を決める際に確認しますが、完成して実際に住んでみるとコンセントが十分ではないと気づくケースがあります。
特に、キッチン周りには多くの家電が設置されるため、コンセントの数が足りないと家電を追加できない場合があるでしょう。
また、広いリビングの場合は掃除機のコードが届かなくなり、コードを抜き差しする手間が発生します。こうした失敗は、賃貸から新築に引っ越しをした場合に起きやすいといえます。
使いたい色・デザインがまとまらず統一感が出なかった
アクセントカラーを採用すると、内装はおしゃれになります。しかし、全体の統一感がなければ、まとまりがないデザインになってしまいます。
2色以上のカラーを組み合わせる場合には、カラーコーディネーターに相談しながら内装を決定することがおすすめです。
カラーコーディネーターはおしゃれな色の組み合わせなどを提案してくれるので、内装に複数の色を採り入れたい場合も統一感がある内装を目指せるでしょう。
新築の内装の決め方7ステップ
ここでは、新築における内装の決め方を流れに沿って紹介します。
- 事前にしっかりと話し合う
- 優先すべきポイントを把握する
- 多くの事例を確認する
- 床の色や材質を決める
- 導入する設備を決める
- 壁・天井などの色を決める
- 設置する家具や家電などを決める
上記7ステップをそれぞれ見ていきましょう。
STEP1.事前にしっかりと話し合う
まずは家族で内装のデザインを話し合い、全員が納得する内容をしっかりと決めましょう。
後からカラーの追加や変更をした場合、統一感が崩れるおそれがあります。おおまかな全体のデザインを予め家族で話し合い決めておくと、家族全員が満足した内装を実現できます。
STEP2.優先すべきポイントを把握する
デザインに関する全体の構想が決まれば、内装の優先順位を決めましょう。
リビングやキッチンのバランスや壁と床との統一感などを意識して、実現したい内装に優先順位を決めておくと、イメージ通りの家の実現に近づけます。
採用したいポイントが多すぎると、内装の統一感がなくなったりコストがかかったりする要因になります。優先順位が高いものから採用し、新築の内装の失敗防止につなげましょう。
STEP3.多くの事例を確認する
おしゃれな建築事例を多く見ておくと、実現したい内装イメージを膨らませられます。
「おしゃれな内装を目指したいけれど、イメージが湧かない」という人は、インターネットで多くの建築事例をチェックして、理想のデザインを探すことが重要です。
インターネットだけでなくモデルハウスでも建築事例の確認ができるので、ぜひモデルハウスや展示会にも足を運びましょう。
STEP4.床の色や材質を決める
内装のデザインイメージがある程度固まれば、床の色や材質を決めましょう。
床を明るい色にするか暗い色にするかで、内装の雰囲気は大きく変わります。また、ツヤの有無などの質感は掃除のしやすさに影響を与えます。
床のデザインによって内装のデザインは大きく左右されるため、壁や天井より先に床の色・材質を決めておくことが大切です。
STEP5.導入する設備を決める
家具や家電以外にも、床暖房や全館空調などデザインに影響する設備は少なくありません。
設備によっては内装の色や材質が制限されるため、事前に確認しておく必要があります。
デザインに合った色や仕様の設備を選ぶと、内装の統一感を崩すことなく生活できます。
STEP6.壁・天井などの色を決める
床が決まった後に壁と天井の色を決めますが、バランスの取れた色を選択することがポイントです。
あらかじめ決めた床の色にあった壁や天井になれば、内装全体に統一感が出ておしゃれな内装に近づけるでしょう。
STEP7.設置する家具や家電などを決める
家具や家電を選定する場合は、内装に合ったものを選ぶことをおすすめします。
インテリアコーディネーターに相談しながら進め、どのような家電や家具であれば内装にマッチするか調べながら選びましょう。
また、前述の通り家具や家電の大きさと、玄関ドアや廊下の広さを考慮することも大切です。
新築の内装デザイン例5選
この章では、オンリーホームがご提案する内装デザイン例を紹介します。
- モダン系
- 北欧系
- 南欧系
- ナチュラル系
- シック系
上記5つの内装デザインをそれぞれ見ていきましょう。
モダン系
飽きのこない落ち着いた雰囲気やスタイリッシュな空間など、汎用性の高い内装に仕上げられるのが、モダン系です。特に大きなこだわりを持たないオーナーでも、比較的長く住みやすい内装を実現できるので人気の内装です。
オンリーホームでは、モダン系のデザインとして主に以下3つのデザインを取り扱っています。
- シンプルモダン
- 和モダン
- ヴィンテージスタイル
<シンプルモダン>
シンプルモダンは無駄をそぎ落とし、清潔感と機能性を重視したデザインであり、一般的にモノトーンのカラーパレットが特徴です。
デザイン例として、シンプルでありながら飽きにくく、長く暮らす家としてピッタリな生活空間を演出しています。
<和モダン>
和モダンは、伝統的な日本の要素をモダンに取り入れたデザインです。一般的に自然素材や和紙などを用いて、温かみや調和を追求している点などが特徴です。
デザイン例として、濃い茶系の色を床や扉に採用し、部屋と部屋の隔たりに引き戸を採用しています。
<ヴィンテージスタイル>
ヴィンテージスタイルは、レトロな雰囲気を作り出し個性的でユニークな空間を演出するデザインです。デザイン例として、明るい色の床と素材を活かしたグレー系の壁を組み合わせ、スタイリッシュに仕上げています。
このように、モダン系にはさまざまなスタイルがあるため、ぜひ多くの事例を見て自分に合ったスタイルを選んでください。
※出典:ピュアシンプル – 4つのデザインスタイル|岐阜で月々5万円からのフル装備ローコスト住宅-オンリーホーム
北欧系
※出典:北欧ナチュラル – 4つのデザインスタイル|岐阜で月々5万円からのフル装備ローコスト住宅-オンリーホーム
北欧系は、木や植物との調和を活かした内装です。床や壁、扉などは木の材質を感じられるデザインのものが採用され、全体的にあたたかさを感じられる内装となっています。
オンリーホームのノルディックスタイルは、木目を活用した床や扉で、木のぬくもりを感じられます。温かく優しいスタイルの内装を目指す人に、ピッタリなスタイルといえます。
南欧系
南欧系の内装には、淡いベージュカラーや白が床の色に採用される場合が一般的です。
なかには、空間同士の出入り口にアーチ型を採用するデザインもあります。
アンティークの家具が似合う内装であるため、アンティーク系の家具の導入を検討している人は、南欧系のデザインを検討しましょう。
ナチュラル系
ナチュラル系は白を基調とした内装でオーソドックスなデザインです。内装にこだわりがない人におすすめのデザインであり、どのような家具・家電であってもマッチする傾向にあります。
採用するインテリアによって内装の雰囲気が大きく変化するので、インテリアを変えることで内装のおしゃれ度を高めたい人におすすめの内装スタイルです。
シック系
シック系は黒やグレー、ブラウンをベースとした内装となっており、スタイリッシュなイメージを好む人におすすめです。
自然素材の建材とも相性が良いため、高級感のある雰囲気を実現できます。
新築の内装をおしゃれにコーディネートするコツ5選
新築の内装をおしゃれにコーディネートするためには、プロの意見を採用する以外にもいくつかコツがあります。
- 内装のイメージを明確にする
- 採用する色は2~3色程度に抑える
- 基本とするテイストを1つに絞る
- 家具やインテリアも同時にコーディネートする
- 収納も十分に設けておく
この章では、内装をおしゃれにするための上記5つのコツを解説します。
内装のイメージを明確にする
多くの建築事例を参考にして内装のイメージを明確にすると、自分に合った内装を実現できるでしょう。
おしゃれな内装を実現するためには、まずインターネットなどで建築事例をチェックし、実現したい内装イメージを固めることから始める必要があるといえます。
インターネットだけでなくモデルハウスなどで実際の家を見学することも効果的です。
採用する色は2~3色程度に抑える
床や壁、天井の色を2〜3色に抑えることで、よりアクセントのある内装にできます。
1色では物足りなく感じる人には、内装の統一感を意識したうえで複数の色を採り入れることがおすすめです。
ただし、相殺してしまう色の組み合わせもあるため、カラーコーディネーターに相談しながら決めると良いでしょう。
基本とするテイストを1つに絞る
2〜3色を組み合わせるとオリジナル性の高い内装にできますが、ベースとなる1色を先に決めておくことが重要です。
最も面積の多い色が内装の印象を決めることになるため、そのベースカラーにこそこだわりを持つべきといえます。
基本となる1色を家族で話し合い決定することが、おしゃれな内装を実現するコツの1つです。
家具やインテリアも同時にコーディネートする
内装に統一感を出すためには、家具やインテリア、家電の選定も重要です。そのため、内装の検討と同じタイミングで家具や家電も検討しましょう。
カラーコーディネーターやインテリアコーディネーターにアドバイスを受けながら、家具・家電選びを進めることがポイントです。
収納も十分に設けておく
おしゃれな内装に見せるためには、物が溢れていないスッキリした空間である必要があります。
収納できる空間が少なく部屋に物が溢れてしまうと、散らかった部屋になりおしゃれな内装とは程遠くなってしまいます。
収納スペースを十分に確保し、すぐに収納できる内装を目指す必要があります。
多くの実例を見てこだわりの内装を実現しよう
新築の内装をおしゃれに見せるためには、いくつかのステップとコツがあります。この記事で紹介したステップやコツを、ぜひ理想の内装の実現に役立ててください。
オンリーホームでは、おしゃれな建築実例と合わせてお客様に合った内装を提案しています。
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